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人間だれしも、「好きな香り」「ツボな香り」というものがあると記者(私)は思うのですが、さてみなさんはどうでしょう。

海外サイト『WSJ.com』によると、なんとネコ科の動物たちにとっての「ツボな香り」も、この世に存在するらしいの! 

「ネコ科の動物」ってことはもしや、ライオンやトラなど、大型ネコ科動物までもが、その香りにメロメロごろにゃん状態になっちゃうってこと!? だとしたすんごーーーい!

この衝撃的な事実は、さかのぼることおよそ10年前の2003年、ニューヨークのブロンクス動物園で行われた実験により明らかになりました。

2匹のチーターに『エスティ・ローダー』『ニナ・リッチ』『レブロン』など、合計24種類の香水を嗅がせその反応をみたところ、彼らは『カルバン・クライン』の『オブセッション・フォーメン(Obsession for men)に、最も関心を示したらしいのです。

『オブセッション・フォーメン』は1986年に発売されて以後、世界中で人気を博している同ブランドの定番メンズ香水。

他の香水を嗅いだ時間は数秒から数十秒だったのに対し、同香水に費やした時間はなんと11分6秒。ただし次点『ニナ・リッチ』の『レールデュタン(L’Air du Temps)』も10分24秒嗅ぎ続けていたようなので、こちらも彼らにとってお気に入りの香りであることは、間違いなさそう。

このときチーターがみせた顕著な反応がきっかけとなり、今や『オブセッション・フォーメン』は、大型ネコ科動物の研究や保護活動のために広く活用されています。またブロンクス動物園では、チーターやトラなどをリラックスさせるために、同香水を使用しているのだとか。

そのテキメンと言っても過言ではない効果に驚くばかりですが、気になるのは「彼らは一体この香水のどんなところに惹きつけられているのかしら?」ってこと。

同香水の調香に関わったアン・ゴットリーブさんは、「思わず舐めたくなるようなバニラの香り、そしてそれを包み込むトップノート、フレッシュグリーンが、彼らにとって大きな魅力となっているのではないでしょうか」と、自身の見解を述べています。

またジャコウネコ由来のムスク成分が含まれている点も、動物たちに好奇心や性的魅力を感じさせているようで、これは人間にとっても同じような効果を発揮するのだとか。ほほう……実に興味深いですねぇ。

メンズ用香水って、ラストノートに潜む濃厚なムスクやアンバー、サンダルウッドがとっても魅力的。体臭との相性にもよりますが、より女性らしい女性がこの香りをまとっていると、そのギャップにドキッとしちゃうのよねぇ。

効果のほどはわかりませんが、獰猛な肉食男子を落としたい、な~んてときにもこの香水使えるかも? というわけで肉食女子のみなさま、勝負をしかけるその日にぜひ、ボディーにシュっとひと吹き、してみてはいかがでしょうか。

参考元:WSJ.com
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼ホントにメロメロしておる……!