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みなさんは「クレヨンアート」をご存知ですか? 

子供たちの間でも大人気の米国製クレヨンのCrayolaを数百本(時には数千本!)も使って組み立て、様々なオブジェクトなど造るという今話題のアートなんです。それがとにかくスゴすぎる! まさにクレヨンマジック!

そんなクレヨンアートの火付け役は、米国人クレヨン彫刻家のハーブ・ウィリアムズ氏。 今までにも、かの有名なストリートアーティストであるシェパード・フェイリー氏(そうです、OBEYという名で親しまれている彼です)をフィーチャリングし、合計およそ50万本ものクレヨンを使ったアートの作品らをニューヨークのチェルシーギャラリーにて展示するなど、アートシーンでは先を突っ走る存在。 

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そんなウィリアムズ氏が、今回もやらかしてくれるみたい! 

今月20日に、米国はテネシー州ナッシュビル市内のアートギャラリーにて「Personal Best」という名のクレヨンアート展示会が開催される予定。この展示会には、バンクシー(Banksy)やフェイリー氏(OBEY)をはじめとするストリートアートファンにとっては鼻血もののアーティストがフィーチャリングゲストとして揃っているそうだから、もうこれは期待大!

どのような展示会になるのかは行ってみないとわからないけれど、930平米の倉庫すべてを作品で埋め尽くすみたい。チケットもたった5ドルという彼の「アートに親しみを持ってほしい」という気持ちが反映された良心的プライスだから、これは嬉しい! もう、今すぐにでも飛んで行きた〜い!

……けど残念なことに開催地は米国。切ないけど遠すぎる〜! と嘆き悲しむであろうアナタのために、雰囲気だけでもと思って展示予定作品の画像を海外サイト「Juxtapoz Magazine」から少しご紹介します!

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ウィリアムズ氏の作品は「アメリカのポップカルチャー」「自然」のテーマが共存する、とても斬新なものばかり。自然保護に意欲的な彼の気持ちが影響し、環境問題にはたらきかけるメッセージ性の強い作品が多いのも特徴。若者たちに敬愛されている大物ストリートアーティストからも見初められているようなクールな存在なのに、社会貢献もしているなんてカッコよすぎる! うん、ファンが多いことも納得。

「この展示会をとおして、ナッシュビルはアートな街なんだって世界に伝えることできたら嬉しい」と語る心温かいウィリアムズ氏の作品は、美術館のほかにも病院の小児病棟や大企業のロビー、そしてホワイトハウスに至るまで、ありとあらゆる場所に飾られているそう。

世界丸ごとがキャンバスであるストリートアーティストたちの作品は、屋根の上やバス停など、街のふとしたところで発見できるから楽しいのよね。アメリカに行く際には、ウィリアムズ氏の作品を探しに街に繰り出すのも楽しいかも!

ところで、作品に使われた数万本のクレヨンはどこに行くのかしら? ウィリアムズ氏のことだからきっと全て小学校などに寄付しているのだとは思うけど……1本でいいから欲しい〜!

参照元:Juxtapoz Magazine
画像:Nashville Arts Magazine
Juxtapoz Magazine
執筆=ヘイリー英里奈 (c) Pouch

▼よく見ると、クレヨンの先、底面、側面、すべてのアングルをフル活用しているのがわかりますよね。圧巻のひと言!
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▼作品の断面は、このようになっています
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