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金魚を飼ったことはありますか? 真っ赤な金魚と緑の水草、ふちの青い水槽のコントラストは、記者にとって懐かしい色彩の記憶だったりします。もちろん、掃除をさぼれば藻が増えるし、金魚同士のケンカが勃発することもあるし、猫は金魚にちょっかいかけたあげく水槽にはまって大騒ぎになるしで、実際のところ美しいばっかりじゃないんですけどもー!

ところが今、世界で静かにブームとなっている水槽の世界は、そういう記憶の中にある「金魚鉢」とはまったく異なったものらしいのです。海外サイト「COLOSSAL」からご紹介するのは、魚ではなく、「水草」をメインとする水槽写真の数々。その美しさといったら! 

シンと静かな緑の森の中を縫うように泳いでいく魚たちの姿に、思わずため息が出そう。幻想的な世界を、じっくりとご覧くださいませ〜!

この「水草水槽」、実はかなりハードルの高いアート。水草や魚を育成するための生物学な知識はもちろんのこと、設備を維持するための資金や、その風景をとらえるための写真の技術も必要です。思い描いた景色を水槽の中に作り上げることは容易ではなく、水草の成熟を待つために何カ月もの間待つこともあるんですって。ひょえ〜っっ。

この美しさは、作者の方々の忍耐とこだわりが、ぎゅうっっと凝縮して生み出されたものなんですねぇ。 ひとつひとつがまるで、小さな惑星のように見えませんか?

参照元: COLOSSAL
執筆=森本マリ (c) Pouch

▼水中の世界。本当に美しいです〜!
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