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中国・北京のスタジオにずらりと並んだ、真っ白な彫刻の数々。その中のひとつにおもむろに手をかけ引っ張ったとたん、な、なんと、うにょ~んと伸びてしまったではありませんか! 

本日みなさまにご覧いただくのは、動画サイトYouTubeに投稿されていた度肝を抜かれる衝撃映像。

彫刻がおもちのように、それはそれは長~く伸びる様にビックリ、そして次の瞬間ゾワゾワ。一体どんな仕掛けがあるのか、気になって気になって仕方ないわ!

このあまりにも奇妙な彫刻を制作しているのは、中国人アーティストのLi Hongboさん(38)。

彼にそのからくりを聞いてみると……こちら石膏でできているわけでもなければ木でできているわけでもない、意外や意外、「紙」でできている彫刻なんですって!

なんでもLiさん、子供のころから紙という素材に惹かれていたのだそうで、同作品も、中国に古くからある「紙のオモチャ」「紙のランプ」などから着想を得ているのだそう。

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紙を「蛇腹(じゃばら)」のように糊づけしてひたすら貼り付けていくことで、動画のような「伸びる紙彫刻」が実現。500枚の紙で1ブロックとし、それをいくつも連ねているらしいのだけれど、もうそのことを想像しただけで気が遠くなるわ……。

紙を重ね終わったら、今度はかたちを製作。ここからは普通の彫刻を作る作業と同様に、削る・切る・彫るといった工程を、地道に積み重ねていくんですって。

出来上がった紙彫刻は、伸びるだけでなく、ねじることも可能。つまり縦横斜めと自由自在に動くというわけですよ。ああコワイ!

正直めちゃくちゃ不気味だけれど、Liさん曰く「この不気味さが魅力」とのことなので、まあとりあえずは動画を観てみてください。ほんと、ぞわ~っとするから。

参考元:YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼心臓に悪いっすわ……