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世界中のいろいろな場所を360度のパノラマ画像で見ることができるGoogleストリートビュー。待ち合わせ場所の確認に、次の旅行の下調べに。皆さんもいろいろな目的で使っているかと思います。

でも、こんな使い方は初めてでは?

海外サイト「the guardian」で紹介されたのは、ハレー・ドハティさんという人が作ったコラージュ画像の数々。これ、現在のロンドンのストリートビュー画像に18世紀・19世紀の風景画を重ね合わせてみたというものなのです!

こうやって見てみると、同じ場所でも昔と現代ではどのように違うかが一目瞭然! 土の地面だった場所は今はキレイにコンクリート舗装され、人や馬車が通っていた広い通りは今は車が行き交う道路に。しかし、100年・200年前の建築物も修復してそのまま残していることが多いイギリスだけに、建物部分は昔の絵画と合わせても違和感を感じさせなかったり……。いろいろなことがわかって面白い!

これはぜひ日本でも同じような試みをやってほしいところ。「名所江戸百景」の風景画を現代の東京のストリートビューにあててみるとかできないものでしょうか? 日本橋、浅草、ウォーターフロントなど東京は移り変わりがすごそうだなあ……。

写真と絵画を使った過去と現代のコラボレーション。今後もこうした手法の作品がどんどん出てきそうですね!

参照元:the guardian
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch

▼バースの騎士の行列とウエストミンスター寺院(byカナレット/1749年)

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▼「市長の日」のセントポール大聖堂とテムズ川(byカナレット/1746年)

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▼ノーサンバーランドハウス(byカナレット/1752年)

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▼セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ教会(byウィリアム・ログスデイル/1888年)

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▼コヴェント・ガーデン・マーケット(byバルタザール・ネボット/1737年)

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▼1888年11月9日。ロンドン市長が旧イングランド銀行前を通過する様子(byウィリアム・ログスデイル/1890年)

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▼グランド・ウォークの眺め(byカナレット/1751年)

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▼ロンドンのブラックマン・ストリート(byジョン・アトキンソン・グリムショー/1885年)

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▼川からのグリニッチの眺め(byカナレット/1750~52年)

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