OLYMPUS DIGITAL CAMERA
「お酒は苦手! ビールなんてホント無理!! でも梅酒は好き~♪」

……記者の周りにいるキラキラした女子は、だいたいこんな感じだ。男性からも「女の子っぽくてカワイイ!」とモテモテである。

「ビールに枝豆!! 日本酒に塩!!! ハイボールに焼き鳥!!!!」を飲酒の銘とする記者は、男性から「オッサンじゃないすか(笑)」とよく言われ、当然ながらモテない。
私だってキラキラしてチヤホヤされてモテモテになりたいのよ女の子だもん!!!

……ということで! 東京駅から徒歩数分の場所に位置する高級ホテル「ホテル龍名館東京」にて期間限定で行われている、1500円で梅酒が2時間飲み放題になるイベント「梅酒バー2014」に行ってきました! 飲み放題にしなければ1杯500円なので、3杯以上飲めば超お得!

なのですが、色んな意味ですごかったことを先にお伝えしておきます……!

「梅酒バー2014」は、東京駅八重洲北口16番出口を出て左手側を直進、徒歩数分の場所にある「ホテル龍名館」の15階、和食レストラン「花ごよみ東京」が会場となります。

「飲み放題」という言葉のイメージだけで、フラッと行ける感じの大衆的なものを想像していましたが、受付の方はスーツ姿、着物を着た女将(おかみ)さん、夜景が一望できるロケーションに、

「ここ、デートとかプロポーズとかで利用するトコでは?」

と、あまりの場違い感に緊張する記者。

こんな時は酒だ! と、梅酒バーを利用したい旨を伝え、店内へと案内されることに。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
入口には「予約で満席です」と書かれた紙が鎮座していましたが、店内にはそれなりに空席が。ダメもとで「本日お伺いしたいのですが」と電話してみるのもアリかも知れません。

記者が案内されたのはカウンター席。夜景は見られませんが、目の前で板前さんが料理している姿を見ることができます。あと、その日はたまただったのかもしれませんが、隣で幸せそうにしているカップルも見ることができます。

「もうムリ帰りたい……」そう思っていた記者を救ってくれたのが肝心の梅酒バー!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

カウンター席の端で自己主張することもなく、しかし「わたしはここにいるのよ気付いて」といった具合に、華やかでありながら適度に空間に馴染むその姿は、まるでバーでひとり飲みをするキャリアウーマンのようです。

なんとなく励まされたような気がした記者は、さっそく梅酒を注文。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

1杯目。「中野梅酒 NOUVEAU 2013」(ALC20度)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「新酒の梅酒を楽しめる。梅のフレッシュさと切れ味の良さが特徴」(メニュー表より引用)

とのことですが、要はボージョレ・ヌーボーのように新酒と果実のフレッシュさを楽しむ、ということでしょう。

記者個人の感想としては、口に含んだ瞬間は甘さが目立ち、フレッシュかと言われたら「んー?」となりますが、切れ味は確かに良いです!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2杯目。「紅南高梅」(ALC20度)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

天満天神梅酒大会(そんな大会があるのか)で日本一に輝いた梅酒ということで、「超オススメ」と書かれています。天候によって出荷できない年があるほどの貴重品らしく、実際に、梅酒バーでは一番人気なのだとか。

飲んでみたところ、先ほどのヌーボーと比べるとスッキリした甘さで飲みやすいです! ちょっとブランデーっぽい香りがしました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

3杯目。「初恋ビール」(ALC度 不明)

これを頼まず何を頼むか! と思わざるを得ない、女子の心を揺さぶるネーミング。

もちろん注文。

「初恋の味は甘酸っぱい」とはよく言いますが20代も後半に差しかかってくると初恋の味など記憶のかなた。むしろ、初恋の味って何よ? と疑問に思いながら口にしてみると……
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ビールの苦さに梅酒の甘みが加わり、決して不味くはないけれど、何とも複雑な気分に。
「これは初恋の味というより大人の恋愛の味だ! 誇大広告だ!」と思ったのですが、説明文をよくよく見ると
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「梅シロップ『紀州梅の初恋』をビールで割りました」

とのこと。まったく誇大広告ではなかった。それを踏まえたうえで飲むと、和風シャンティーガフ(ビールが苦手な人でも飲みやすくするため、甘いジュースで割ったカクテル)みたいでとても美味しいです!

その他にも、「山椒(サンショウ)の梅酒」など、居酒屋では飲めないような珍しい梅酒を堪能した記者。
ここで梅酒の美味しさに目覚めれば、「酒といったらビール、焼酎、ウィスキー!」という、男性からすると「オッサン」認定されてしまう女子も、女子力がアップしてモテモテになれるのではないでしょうか!

……ただここで、「梅酒バー2014」を利用する際の注意点をいくつか。

1.料理は別途注文。ホテルのレストランなので、それなりのお値段。
2.飲み放題に「初恋ビール」は含まれないので、別途注文するか、+500円払って飲み放題にしないといけない。
3.梅酒好きでなければ、梅酒ばっかり飲んでいると飽きる。
4.飽きた場合、ビールや焼酎などのお酒も頼めるが、飲み放題には含まれないのでお財布と要相談。

以上の注意点を考えた結果、「梅酒バー2014」を賢く利用するには、2人以上で行き割り勘にするか、飲み食いしたあとの締めとしてゆっくりお酒だけを楽しむのがイイのではないかと。

でも、用意された梅酒が美味しかったのは紛れもない事実! そんな梅酒たちが1500円で2時間飲み放題になる「梅酒バー2014」! 気になる彼を誘ってみたり、女子会に利用すると盛り上がるかも! 9月まで開催中! 訪問はお早めに!!

***
余談。記者がその後、女子力が上がりモテるようになったかといったら、特に変化なしでした。

参照元:梅酒バー2014

取材・執筆・撮影=シマヅ (c) Pouch
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼「梅酒バーを利用したい」と伝えると渡されます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

▼飲み放題メニュー
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

▼山椒の梅酒。サンショウがほんの少しピリッとしていてかなりスッキリした味。男性に受けそう!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

▼いただいた料理。クリームチーズとか肉とか。お財布が泣いていました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]