日本のミュージシャンを愛する者なら、誰しもが「この音楽家と、この音楽家をカップリングしたらヤバイことになる……!」と、勝手な空想ユニットを組んだことがあることでしょう。「TOKIO + 吉幾三 + 伊奈かっぺい」なんて最強です。

ということで今回ご紹介したいのは、私(筆者)が勝手に考えた、2つの「今だからこそユニットを組んで欲しい日本のミュージシャン」たち……です。妄想を張り巡らせているのは私(筆者)だけですが、きっと共感できる人も多いでしょう。

■ユニット名【ケミカル・シスターズ】

メンバー:ASKA、のりP、槇原敬之、田代まさし(ドゥーワップ担当)、赤坂晃(元・光GENJI)、西川隆宏(元・ドリカム)、加勢大周、リーダー:清水健太郎(代表曲:「失恋レストラン」)
デビュー曲:『SAY S(セイ、エス)』
特徴:どの曲もメチャクチャ速い。BPMは200以上が基本。DJはサイバーモードの「のりP」が担当。元ドリカム西川の確実な演奏テクと、国民的ボーカリストASKAの歌唱力で、どんな速い曲も乗り切るポテンシャルを秘めている。

しかしながら、何かを服用していないと “ついていけないレベル” のハイテンポ。体調に気をつけつつ、その後の人生にも気をつけつつ、「SAY S!(セイ・エス!)」と叫びながらアッパー系に飛び跳ねるのが基本ムーブ。ライブ中、ファンも何人か逮捕されるのが恒例行事。

■対バンのユニット名【ラブ・アンド・ピース(L.A.P)】

メンバー:槇原敬之(まさかの掛け持ち)、清水健太郎(まさかの掛け持ち)、加勢大周(まさかの掛け持ち)、ミッキー吉野(キーボード)、研ナオコ(マスコット)、コロッケ(ものまね担当)、長渕剛(メインボーカル)、サブリーダー:ショーケン(萩原健一)、ダブルリーダー:内田裕也、井上陽水など
デビュー曲:『どんなときも(Dub Remix)』
特徴:めちゃくちゃダウナーであり、どんなときでもマッタリしながら究極的にはラブ・アンド・ピース。曲調はダブ、もしくはレゲエで、ズンチャカ系のスローテンポ。時間が経つにつれて「どうでもいいや」という心境になりつつ、何を食っても美味いと感じる「マンチー状態」になるから太りやすいのが、ファンとしてはネックとなる。

メンバー層は厚く、平和的かつ笑いの絶えない人選が揃っている。まさかの「あの人」がスクープされて、飛び入り参戦することも! とにかく、皆がエヘラエヘラと笑い続けるスーパーまったりモードの平和的なギグになる。

──以上2ユニットが、私が勝手に考えた最強の布陣です。もしかしたら、今年のフジロックあたりで「ケミカル・シスターズ」は結成される可能性も秘めています。いやフジロックだったら雰囲気的に「L.A.P」かしら……。どちらにしてもウエルカムです!! でも、いろんな意味でケミカル・ブラザーズには要注意だよ!!

撮影・執筆=ハトポン(c)Pouch

▼例えばコレが奇跡のユニット「吉幾三×Capsule×DaftPunk×BeastieBoys」だよ!