20

みなさまは、「手作りお菓子」の経験はありますか? 青春の大イベント「バレンタイン」で、「手作り」の修羅場をくぐり抜けてきた女子も多いかと思います。ちなみに記者のそんな手作りは全部クロコゲでした。

しかし、「手作りって重くない?」「恥ずかしい」「重い」「美味しくできる保証が無い」などなど、さまざまな理由で手作りから遠のいたという方も多いのではないのでしょうか……。オトナになるってイヤですね。でも、あきらめるのはまだ早い! 最高に美味しくて、見た目もこれでもかってくらい可愛いお菓子が、すぐにできるようになるとしたら……

今回は、メディアにあまり露出していない、「知る人ぞ知る」を体現するようなお菓子教室を取材してきた……のですが、予想よりもスゴかったので、びっくりしたまま記事にしてみることにします。名は、「お菓子パン教室STYLE-K」。あまりスゴそうな感じを受けない、フレンドリーな名前です。
arisu

熱く燃える独自の世界観!!

この教室が凡百のお菓子教室と一線を画しているのは、なんといってもそのテーマ性、あるいは世界観。今回記者が体験した教室のテーマは「不思議の国のアリス」。アイシングクッキー体験、ということで、まあふつうかな? なんて思っていた記者がいました。(ちなみにアイシングクッキーとは、クッキーの上にカラフルな絵をデザインできちゃう、別名アートクッキーのこと)
1
手作りお菓子経験はホットケーキオンリーという記者でも大丈夫なのか、不安を感じながら教室のドアをノック。「はーい!」と明るい声で登場したのが……「不思議の国のアリス」に登場する帽子屋! に扮した、オーナーパティシエの青沼健太さん。今回のテーマである「不思議の国のアリス」の世界は、すでに入口から始まっていたのです。(よく見たら玄関にウサギちゃんがいる!)
8
教室に入るとすぐさま、「不思議の国のアリス」のめくるめく世界に目を奪われてしまいました! 大きなガラステーブルの上には青沼さんの作ったお菓子や、お花などが散りばめられ何ともメルヘンでファンタスティック! あぁ甘くていいにおいがたまらん。他にも青沼さんが作ってきたカラフルなマカロンタワーや、キャラクターマカロン、そしてアイシングクッキー等の作品も数多く展示されておりました。
29

28

9
31

34

3

■ さっそく「アイシングクッキー」に挑戦!

「アイシング」とは、卵白とグラニュー糖を混ぜ合わせクリーム状にしたもの。そこに食紅等の色粉を足すことで、食べられる絵の具のようになるのです。今回のレッスンでは、あらかじめ青沼さんが、アリスをイメージしたクッキーを渡してくれます。用意されたクッキーは、「アリスのエプロン・ウサギ・ポット・ティーカップ・鍵・キノコ」をかたどったもの。それぞれのクッキーに、まずは土台となるアイシングクリームを指で塗っていきます。土台が塗り終わると、様々なカラーアイシングの入った絞り袋で、細かな色づけをしていきます。
11

26

25

14

15
参加者のほとんどが初のアイシングクッキーにも関わらず、青沼さんの「うふふ〜大丈夫ですよ〜♩」と癒しキャラ全快の和やかな口調のおかげで、会話を楽しみながら夢中で手を進めることが出来きました。さて、完成したら、しばらくクッキーを乾かします。

■ 続いて手作りデザートタイム! アリスイメージのケーキを作ってみよう☆

アイシングクッキーを乾かしている間、アリスをイメージしたケーキを作ります。完成見本の写真のカワイさときたら、鼻血モノ! が、しかし記者のお菓子経験はホットケー(略)。青沼さんから手のひらサイズの丸いスポンジを渡され、その上をピンクのアイシングクリームを塗る。その上にできたてのシュークリームと、マカロン・イチゴさらにバラを乗せて、はい完成!! あれ……簡単! 私にも超可愛いケーキが出来ちゃったわん、なんたって乗せただけだもんね☆ コーヒーをいれて、アリスのティーパーティーがスタートします。自分の作ったケーキを食べながら、青沼さんを交えて談笑。できたてのシューが本当に良い香り。味も最高です。クッキーは、誰かにプレゼントできるように包装してお持ち帰りします。
17

18

22

24

20

27
21

■ あえてお店をやらず、教室にこだわる理由が深かった!

青沼さんは10年前まで、ヨーロッパで修行。名だたる名店で腕を磨いたのだから、教室ではなくパティスリーをやればいいのに……と思ってしまいますが。

久しぶりに日本に帰ってきたとき、まるで浦島太郎のようだったから、と青沼さん。スーパーやコンビニに置かれるスイーツが発達し、きちんと手作りするお店が減ってしまっている……これはいかん!! 未来ある子供たちに手作りの素晴らしさを知ってもらおうと、お菓子教室を開講することに。そして子供たちがおもいっきり楽しめるように、「不思議の国のアリス」や「シンデレラ」など、お菓子だけでなく、世界観をまるごと楽しめる教室に仕立てた、というわけ。青沼さん自身がまっさきにキャラクターになりきることで、「先生と生徒」という緊張感をほぐしてくれる……そんなところまで気を遣ってくれる、なんとも心地よいお菓子教室なのです。

お菓子作り未経験の私でも可愛く・楽しく作れた……というか、お菓子教室のレベルを大きく飛び越えて、ひとつのステキなメルヘン体験となりました! 「手作り」から遠く離れていたあなたに、是非1度体験していただきたい教室です。なお、教室は1回に1組だけの限定で、朝・昼・夜から受講時間を選べます。1対1でもOKです。

【お菓子パン教室STYLE-K】

住所:東京都世田谷区上馬1-14-15quattro porte

電話番号:03-6317-0650

Webサイトはこちら

取材・一部撮影・執筆=百村モモ (c) Pouch

▼青沼さんヨーロッパ修業時代♪

arisu2

▼青沼さんの作品です〜あぁみんな食べるのもったいないくらい可愛い!
kk

arisu4

arisu5

32

35

36

37

arisu6

arisu7

▼動画も撮ってみたよ♪ ぜひご覧あれ♪