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ショウガが風邪や冷えに効くことはよく言われますが、イランのShahid Sadoughi医科大学の研究によると、2型糖尿病患者の血糖値を下げる効果があることが明らかになった。

海外サイト「Prevention」によると、リサーチチームは10年以上2型糖尿病を患っている88人を対象に、普段服用している治療薬と共に1日3回ショウガパウダーの入ったカプセルと入っていないカプセルを飲むグループに分けたところ、8週間後にショウガカプセルを飲んだグループに劇的な変化が起きたそう。

研究の対象になった患者は中年でやや太り気味だったものの、病的な肥満ではなかった。「調査の前、ショウガを服用するグループの空腹時血糖値の平均は171mg/dl、ショウガを服用しないグループの平均は136 mg/dlだったが、8週間後には両グループ共に150mg/dlになった。これは非常に興味深い研究だ」とWellness Associates of Chicago(シカゴ健康協会) のマーサ・ハワード博士は話している。アメリカ糖尿病学会によると、糖尿病患者の空腹時血糖値の平均は70~130 mg/dl。

研究者らは具体的にどうショウガが血糖値を下げたか明確に突き止められなかったが、「肝臓のホスホリラーゼ(グリコーゲンを糖リン酸塩へ加水分解する際の触媒作用をする酵素の一群)のはたらきを抑制するのに効果がある。グリコーゲンが分解されるときに血糖値が上がるので、この酵素の抑制は理論的に2型糖尿病患者の血糖値を下げる」と説明している。

ハワード博士によると、2型糖尿病を患っていて、医師の指示に従っているが血糖値が正常ではない場合、血糖値を安定させるためにショウガを試してみる価値はあるそう。「ショウガは血液を固まらせない効果もあるので、すでにそのような抗凝血薬を服用している場合はショウガを摂ってはいけない」とのこと。投薬にショウガを足す場合は必ず担当の医師に相談し、定期的に血糖値を測ることが重要だそう。

参照元:Prevention
撮影・ 執筆=黒猫葵 (c)Pouch