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最近、瞑想を生活に取り入れた記者。頭のリセットができるのか、なんかぐっすり眠れるし仕事がはかどる! これは忙しい人にこそ奨めたい! でも、忙しい人ってなかなか新しいことに時間を取るのが難しかったりしますよね。

そんな人にでも瞑想の良さを知ってもらうためにはどうしたら良いのだろう……と考えていたら、発見してしまいました。「歩きながら瞑想法」や「食べながら瞑想法」というものを! さっそく専門家に聞いてきましたので、紹介します。

教えてくださったのは、以前に「集中力も決断力も高まっちゃう! カンタン瞑想法+瞑想前にオススメで腰痛や肩こりにも◎な一挙両得ヨガ、大紹介!」の記事にご協力くださった、ヨガインストラクターの田中梨香さん。
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この「歩きながら瞑想法」「食べながら瞑想法」も、前回教えてくださったマインドフルネス瞑想法の一つなんだとか。

■そもそも瞑想って?

「瞑想」と一口に言っても、心を何かに集中させること、究極の叡智を得るためにおこなうこと、神の存在をありありと体感すること等、いろいろな定義があります。今回の記事の定義では「心身をリラックスさせ、雑念をはらって気分スッキリになる方法」くらいの意味。

さすがに歩きながら、食べながらで究極の叡智を得るというのはちょっと虫がいいかもねえ。でも、どんなに忙しくてもやるような食事や歩行の間に、心身をリラックスさせて気分スッキリになれるのならやる価値はあるはず!

■「歩きながら瞑想法」の方法

普段歩くときに、右足を前に出して着地し、その足に体重を移動させ、次に左足を出す……と「歩くこと」を意識することってほとんどないですよね。頭の中では「今やっていることが終わったらあれをやって、これをやって……」とか「今日の晩ご飯は冷蔵庫に豆腐があるから……」とかと忙しく働いていて、歩いていることはほぼ自動運転状態。

「歩きながら瞑想法」では、その自動運転状態をやめて、歩くことに意識を向けることで行ないます。体重移動が足裏にどのように伝わるかを感じながら、手足がどのようにバランスをとっているかを観察しながら「歩くこと」に意識を向けて歩きます。

途中で「歩くこと」から意識が離れてしまったときは、それを悪いことと判断せず、「今、私は『歩くこと』から晩ご飯のことに意識が向いたな」などと客観的に観察します。「歩きながら瞑想法」の方法はそれだけ。

家の外でやると事故につながる恐れもあるので、できれば家の中や公園など安全な場所でやってみることをおすすめします。ゆっくり歩くと瞑想しやすいですよ。

■「食べながら瞑想法」の方法

食べながら瞑想法も基本的なやり方は同じ。日頃食べるときには「おいしいな」と思ったり、「急いで食べなくちゃ」とは思ったりすることはあっても、食べ物を噛むのにはやあごの筋肉の動きや唾液の役目を意識することはほとんどないはず。

しかし無意識に、さらにいうなら流れ作業的にとってしまうこともある食事が、いずれ血となり骨となり……自分自身を作っているのだと改めて考えると、ふしぎではありませんか。「食べながら瞑想法」は、そういった咀嚼、嚥下、消化などの働きを意識して食事をとることで行ないます。

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マインドフルネス瞑想法の第一人者、ジョン・カバットジンはレーズンを食べることを自身のクリニックで取り入れています。レーズンを初めて食べるもののようによく観察し、匂いをかぎ、食感を確かめ、味わい、それを食べた分だけ自分の体重が増えたと感じるまで、じっくりレーズンと向き合って食べることで瞑想を行なっているのです。

どんなに忙しくてもまったく食事をとらない人はいないはず。食べるときにちょっとだけ頭を休めて瞑想をしてみるのはいかがでしょうか。

「歩きながら瞑想法」と同じく、別のことに意識が向いた場合にはそれを客観的に観察すればOK。歩きながらよりも手軽にトライできますね。

瞑想をすると、ずっと考え続けていることを一時ストップして頭をクリアにすることになります。「歩きながら瞑想法」「食べながら瞑想法」は簡単に取り入れられるので、ぜひ一度試してみてください。

トップ画像=Flickr(Mo Riza
取材協力=ヨガインストラクター田中梨香さん
取材・イラスト・執筆=FelixSayaka (c)Pouch