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2011年3月11日。日本人はもちろん、世界中の人々にとって忘れることのできない、忘れてはいけない未曾有の大災害、東日本大震災。あれから月日は流れて、3年半が経過しようとしています。

東日本大震災の復興と追悼の意を込め、東北を元気にしたい。そんな強い想いから始まった、岩手県・宮城県・福島県の太平洋沿岸の被災地10数箇所で花火を一斉に打ち上げる花火大会、「LIGHT UP NIPPON」

2011年から3年連続、毎年8月11日に行ってきた同イベントも、今年で4回目。同日全12カ所で約2万発打ち上げられる壮大な花火が、東北の夜空を華やかに彩ります。

岩手県は野田村・宮古市田老・大槌町・釜石市唐丹・大船渡市越喜来・陸前高田市の、計6カ所。宮城県は、気仙沼市鹿折と南三陸町歌津、石巻市雄勝町に亘理町の計4カ所。そして福島県は、会津美里町といわき市久之浜の計2カ所。

これに加えて、今年は前日の10日、北海道札幌市でも「LIGHT UP NIPPON 北海道」と題した花火大会が、独自に開催されるのだそう。

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目玉は大会開始の19時から約3分間、坂本龍一さん演奏による公式テーマ曲「赤とんぼ」のリズムにあわせ、「追悼の祈り」を込めて一斉に打ち上げられる花火。

その後引き続き打ち上げられる「復興の祈り」が込められた花火とともに、双方とも美しく、そして胸に迫る「希望の花火」。その光景を待ち望んでいる方々は、毎年大勢いらっしゃるのだとか。

協賛企業からの協賛金もむろんあるものの、一般の人々からの募金で開催費用の多くを賄っているという、同イベント。今後引き続き継続するためこちらも合わせてぜひ、注目したいところです。

花火とともに祈りを捧げ復興を願う、またとない機会。同日お時間がある方はぜひ、開催地へと足を運んでみてはいかがでしょうか。

参考元:LIGHT UP NIPPON
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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