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夏といえば浴衣。

浴衣って老若男女誰にでも似合うし、どんな体型の人にもしっかりハマる万能着、毎年新しい柄が出るたびについつい、目が行ってしまいますよねぇ。さて、今年はどんな浴衣を選ぼうかしら?

と、このように、浴衣選びに頭を悩ませているあなたにおススメなのが、「東洋ゴム工業」株式会社が発表したタイヤ柄(!)の浴衣。「なぜタイヤ?」と思うなかれ、コレが意外と、浴衣の柄としてしっくりきてるのよ……!

7月18日から21日までの4日間、大阪市北区・中之島公園周辺で開催される「水の都の夕涼み ナイトカーニバル」が初お目見えだというこちらの浴衣の柄は、同社製タイヤのトレッドデザインを反物の柄に採用した、完全オリジナル。ちなみにトレッドとは「タイヤが地面と接する部分」のこと、要はタイヤ表面に刻まれた溝、あれが模様になっているわけです。

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気になるラインナップは、同社製タイヤの中でも特にデザイン人気が高い「PROXES R1R(プロクセス・アールワンアール)」「OPEN COUNTRY M/T(オープンカントリー・エムティ)」「NANOENERGY 0(ナノエナジー・ゼロ)」の、全部で3種類。

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江戸染色型紙の老舗「青木型紙店」青木裕之氏が、染物の柄のもとになる型紙を制作。さらには江戸時代から受け継がれる伝統的な染色技法が特徴、「江戸ゆかた染元・高常」高橋榮一氏が反物を染めあげるなど、その力の入れようは本気そのもの。「東洋ゴム工業」さんの気合いがよく見てとれます。

そして出来上がった3種の浴衣は、言われなければそれがタイヤ由来の柄だなんて、とても思えない仕上がりに。むしろこの柄を見て、「コレってもしかしてタイヤの……」なんて言う人は相当なタイヤマニアなのではないでしょうか。もうね、それくらい自然、浴衣の柄としてなんの違和感もないの。

こんなにもクオリティーが高いのに、正式に商品化される予定がなさそうであるという事実が、ただただ残念で仕方がない「タイヤ柄」浴衣3種。実際に自分の目で見てみたい、そんなあなたはぜひ、「水の都の夕涼み ナイトカーニバル」へと足を運んでみてはいかがでしょうか。

参考元:東洋ゴム工業株式会社
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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