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夏休みはお出かけが増えるもの。車をパーキングに停めて、楽しい一日を過ごして帰ってきたら「ぎゃー! 車に傷がついちゃってる!」なーんて経験をしたことはありませんか?

隣の車はもういないし、誰がやったかもわからない…… 悲しいですよね。せっかくの楽しい1日が、最後でめちゃくちゃにされた気持ちになります。

駐車時に、みんなはどんな対策をしているのかしら? 当て逃げをされたときには泣き寝入りをするしかないのかしら? そう思ってちょっと調べてみました。

■みんなが駐車する時にやっている対策

空きスペースがない駐車場では、誰かの隣に停めなくてはなりません。そんなとき、どんなことに気をつけて駐車しているのでしょうか。5人の男女に方法を聞いてみました。

・なるべく新しくきれいな車の隣に停める(38歳・女性・ヴィッツ)
隣の車の持ち主だって、ドア同士を当てるなどで自分の車に傷を付けるのは嫌なはず。でも、傷だらけの車の持ち主は傷に無頓着かもしれません。ということで、他車の隣に停めなくてはならないときは、傷がなくきれいな車の隣に停めると当てられてしまう可能性は下がるかも。

・高級車の隣に停める(42歳・男性・BMW)
軽や若葉マーク、車内の様子から家族連れだとわかる車の隣には極力停めないようにしているというこちらの男性。高級車の隣だと比較的安心だと話していました。でも、自分が出庫するときに緊張しますね。運転技術に自信がある人向けですね。

・スライドドアの車の隣に停める(29歳・女性・フィット)
一番起こりやすいのが、ドアを開けるときに勢い余って隣の車に当ててしまうこと。だとすると、スライドドアだと安心ではないかという判断なのだそうです。

・隣の車のことを最大限に考えて停める(30歳・女性・インサイト)
隣の車の人が車に乗り込みやすく、出庫しやすいように最大限に気を遣って駐車をするという人もいました。「この気配りよ、届け隣のドライバーに」という感じですね。

・駐車した後に隣の車のナンバープレートや色、自車と隣の車の位置関係がわかるようにスマホ等で写真を撮っておく(50歳・男性・ポルシェ)
もちろん隣の車が出庫した後で別の車が入庫し、傷をつけて逃げてしまった場合には何の対策にもなりません。でも、教えてくれた男性は「ここまでやっておくと、気合いが車を守ってくれるのだー!」と話していました。本当にこの対策が有効なのかを警察署で問い合わせたところ、器物損壊の事件として捜査する際には写真を参考にできる可能性もあるとのことでした。

■情報収集サイト「当て逃げファイル

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慎重に場所を選んで駐車したのに当て逃げされてしまった。そんなときにはインターネットで情報を集めるという手があります。

情報収集サイト「当て逃げファイル」は、当て逃げの情報収集をすることを目的としています。届け出た警察署や事故の状況を詳しく書き込むことができ、サイト閲覧者はキーワードと事故があった都道府県、車種で検索することができます。

多くの場合は当て逃げの被害者が情報を求めて書き込んでいるようですが、たまには目撃情報が載っている場合も。駐車場で当て逃げを目撃しても、そこまで関わりたくないと思うこともあるでしょうし、被害にあった車の運転手が戻ってくるまで待っていることができないこともあるでしょう。そういったときにも使えるのがこのサイトの良いところ。

これからのレジャーシーズン、当て逃げで悲しい想いをしないように、覚えておいたら良さそうです。

取材・撮影・執筆 = 山川ほたる(c) Pouch