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100%源泉かけ流し、シャワーのお湯まで温泉という湯量の多さを誇る豊平峡温泉。その泉質や広々とした露天風呂に加え、施設内の食堂で本格インドカレーを提供していることでも有名です。

カレーと名のつくものはおうちカレーでもタイカレーでもカレーうどんでも大好きな記者。峡谷の温泉で食べるインドカレーがどんなもんか味わってみたい! というわけで、一日一便運行の無料送迎バスに乗って行って参りました。広々とした露天風呂も、もちろんカレーも、心ゆくまで堪能できる超オススメ温泉でしたよ☆

■免許なしでも安心! 毎日運行の無料送迎バスで「豊平峡温泉」へ

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冒頭の通り、今回の札幌旅行で、記者がどうしても行ってみたかった場所、それが豊平峡温泉です! インドカレーと天然温泉という謎な組み合わせに心惹かれたのはもちろんですが、毎日無料のシャトルバスが運行していて、免許ナシ子のひとり旅にはうってつけのスポットだったことも理由の一つ。

シャトルバスは札幌市街地内にはいくつか乗り場があり、今回は朝9時半にすすきのから乗車しました。バスの乗降口にはバス停一覧とお得な割引券が。カレーと入泉料がセットで1500円て相当安いのでは……?

■地元民にも愛されまくりの、100%源泉かけ流し温泉!

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シャトルバスに揺られること90分、豊平峡温泉に到着! バスを降り立って周りを見回すと、山の緑にぐるりと囲まれ、見事になーんにもありません。車で10分ほど行ったところにはダムがあるとのことですが、峡谷の中にポツンとある温泉なんですねえ。さっきまで賑々しい札幌の街中にいたのが嘘みたい。

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施設に入ると、最初に目に飛び込んでくるのがインド料理のメニューサンプル。うわ、本当にインドカレー推しだ! 平日朝イチのバスに乗ってきたにも関わらず、受付には既に結構なお客さんが来られていました。同じバスで来たおじいさんおばあさんが多くいるほか、家族連れの姿も見られ、地元民に愛されていることが良くわかります。

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■水車の回る露天風呂

浴場は、奇数日・偶数日で男性と女性が入れ替わるとのこと。この日は奥が女性の湯殿で、水車の回る露天風呂でした。もう一方の湯殿からは、周囲の景色が見渡せるそうで、どちらに入りたいかによって出発日を変えると良さそうです。

お湯は少し濁りのある、とろんとした肌触り。シャワーまで温泉水なので、髪を洗ったあとのコシがすごかった! ちなみに山間の露天風呂なので、夏〜秋ごろまで、虫が苦手な方はちょっと気になるかも知れません。

でも、山の緑と空を飛ぶトンボを眺めながら、ぼんやりと浸かる露天風呂はサイコーでした。これからの北海道は一足先に紅葉の季節、ますます美しい景色が見られるだろうなー。

■いよいよインドカレーを食します!

ひとしきり温まったあとは、待ちに待った食堂へ。ちょうどお昼時だったこともあり、結構なにぎわいした。豊平峡温泉は、一度入泉料を払えば何度でも入り直しができるとのことで、腹ごしらえしてからもうひとっ風呂浴びるぜ! な方も多くいるそう。

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カウンターでチケットを出し、辛さを指定。ここだけ見ると完全にインド料理屋さんだよなー、と思いつつカメラを向けると、サッとポーズを撮ってくれる厨房内のお兄さん。思わず爆笑してしまいました。カメラ慣れしすぎです。

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出来上がりを受け取りに行ったときも「あ、写真撮る? ハイ!」とポーズ。君もか!

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和風のお庭とインドカレー、なんともいえない異次元感漂う組み合わせですね。
ではでは、いただきます!

ナンはもっちりしていますが、バターっぽさが控えめで軽く、パクパクと食べられる味。カレー二種はチキンとナスでしたが、どちらもコクがあって美味しい! ノーマルな辛さを選びましたが、それでもやや甘みが強めなように感じました。これ、カレーだけを目当てに来るお客さんがいるというのも頷けるわ〜。美味しかった!

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食堂内を見渡すと、やはりカレーを食べている方が多め。ですがほかにも、道産のそば粉を使った十割そば、北海道名物のジンギスカンといったメニューもあり、そちらを味わっている方々もいました。ん〜、次に訪れるときはほかのメニューも良さそう、でもやっぱりカレー食べちゃう気もする……!

■マッサージあり、フェイシャルエステあり、休憩所あり

帰りの無料シャトルバスの出発時間は15時。最初は正直、そんな時間までひとつの温泉施設にいてもやることもないし、暇を持て余しちゃうかな? と思っていました。

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ところが施設内の休憩所には、コーヒー牛乳やソフトクリームも売っているし、コイン式のマッサージ機もある。あっちこっちに寝転んでいる人がいて、そうか、寝るという手もアリか! と思ったり。もちろん有料ですが、整体やフェイシャルエステもあって、なんだかんだと長居できる造りにちゃ〜んとなっています。もちろん、お風呂に入り直してもいいですしね。

そうしてバスに乗って帰る頃には、もうちょっといたかったな〜なんて考えていた記者。お風呂もご飯も、じ〜っくりと楽しめる豊平峡温泉、本当にオススメです!

ちなみに無料シャトルバスのほかにも、札幌駅からは豊平峡温泉行きのバスが通年運行しており、こちらも乗車券+入泉料の割引セットがあるとのこと。無料バスの発着時間に都合が合わない場合はこちらを利用すればOKですよ。車がなくてもぜひぜひ!

参考: 豊平峡温泉
撮影・執筆=森本マリ (c)Pouch

▼温泉正面玄関から見た景色。な〜んもない!

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▼ここだけ見ると完全にインド料理店です

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▼食堂のみの利用も可。温泉利用は受付をすませて2Fへ

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▼食堂から見える庭園。純和風の庭を眺めながら、インドカレーを食す

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▼シャトルバスで手に入るパンフレット。割引プランが充実してます!

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