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みなさんは「オロヤ 寿司ワイン」をご存知でしょうか? お寿司に合わせて楽しむという、ユニークなコンセプトのワインです。スペイン生まれのワインということで、バルセロナへ立ち寄った際に入手してきました。

試飲の前に、ワインについてちょっと見てみましょう。寿司ワインの仕掛人は、スペインでワイナリーを営む、日本人の女性醸造家Yoko Sato氏。刺身や酢飯、しょう油やワサビにガリとの相性を考えて、3種のブドウをブレンドしているそうですよ。

世界で愛されているカリフォルニアロール生みの親のであるHidekazu Tojo氏のように「海外で暮らす日本人の仕掛人による、日本食の逆輸入」の成功例と言えそうですね。

それでは、試飲してみましょう!

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辛口の冷酒を思わせる、とてもあっさり、スッキリした口当たり。そのままでもゴクゴク飲めるぐらい、キリッと爽やかな味が持続します。では、ちらし寿司との相性はどうかしら?

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「う……うん?」。気を取り直して、もう一口。それでもやっぱり、う……うん? 結論として「すごく飲みやすいワイン。柑橘系のような果実感もあって、とても美味しいけれど、ちらし寿司との相性は微妙かもしれない」。でも多分、いなり寿司や穴子寿司、鯖寿司などだったらイケるかも。

寿司よりもカルパッチョ、和食なら唐揚げや海老フライなどの揚げ物との相性がよさそうだという印象を受けました。「えびのピルピル」「パエリア」といった魚介類を多用するスペイン料理との相性もすごくよさそう。

寿司や刺身を食べ慣れているフランスの友人たちも、同様の意見みたい。とはいっても、きっとまた買っちゃうと思います。だって、本当に飲みやすくて美味しいワインなのですから!

国内では回転寿司チェーンや通販サイトでの取り扱いがあるようです。通販サイトの参考価格はフルボトル約1200円程度。明日は趣向を変えて、魚介のマリネに合わせて楽しむことにしようっと!

参照元:
oroyawine.com

料理・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch
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