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クラシック音楽……特に、クラシック音楽をコンサート会場で聴くと、いつの間にか寝ちゃってたりしませんか? クラシック音楽に疎い記者(私)はそうです。

「あんま興味ないし、楽しくない」と思ったモノに向き合わなければならない状況はまさに苦行! しかも睡魔と闘うハメになるとか……「クラシック音楽はあんま興味ない」レベルから「退屈だし嫌い」に発展してしまう可能性もおおいにある! 

……のですが、この世界には睡魔とは無縁のメチャクチャ楽しいクラシック・オーケストラがあるのです!

そのオーケストラの名前は『シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ』。
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指揮者グスターボ・ドゥダメル氏が、ベネズエラのほぼ素人の奏者の中から選抜したメンバーを、イチから指導しつくりあげたもの。

オーケストラの名称にある「シモン・ボリバル」とは、19世紀初頭にスペインの圧政から南米諸国を解放した革命・思想家の名前。……こう書くと、非常に重たく気が滅入るようなオーケストラの音楽を想像してしまうかもしれません。

ですが! むしろその逆!! ほぼ素人を1から指導して各国を飛び回るほどのオーケストラにしたのも“革命”だと思います。が、革命家の名を冠するのもうなずけるほどの“革命”っぷりは、背景にある重みを感じさせない程の「楽しくてワクワクするクラシックコンサート」にあるのです!

踊りながら演奏したり、演奏中に男性奏者が女性奏者にキスしようとしたり(女性奏者は間一髪で避けてます)、演奏せずに楽器をくるくる回したりと、聴覚だけでなく視覚でも楽しめる!本人たちもとっても楽しそうだし、聴いてる側も「こんなに楽しいなんて!」と、クラシック音楽に対する“意識の革命”が起こること必至!

ちなみに、今回紹介した「マンボ!」は、色んなバージョンがあるようですがコンサートでは必ず演奏されるとのこと!

過去に、日本での公演も行われたようなので、次の日本公演が本当に待ち遠しい!

参照:Venezuela Youth Orchestra – Bernstein – Mambo
執筆=シマヅ (c) Pouch

▼こちらが記事元の動画。観ているだけで本当に楽しい!

▼日本公演の様子。やっぱり楽しい!