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フランス・ヌーベルヴァーグを代表する映画監督、フランソワ・ロラン・トリュフォーが亡くなってから、今年で30年。10月11日から31日までの3週間、「角川シネマ有楽町」において、「没後30年 フランソワ・トリュフォー映画祭」が開催されています。

ラインナップされたのは、デビュー作となる短編から遺作まで、全23作品。名作ぞろいですが、とりわけ「突然炎のごとく」「大人はわかってくれない」などは、観たことはなくともタイトルくらいはわかる、そんな方も多いはず。

【美しすぎる女優たちにクラクラ】

フランス映画界の巨匠、トリュフォーの思想や恋愛観、その世界にずぶずぶと浸るもよし。あるいはカトリーヌ・ドヌーブ、ジャンヌ・モロー、イザベル・アジャーニといった女優たちのこの世のものとは思えない美しさに、とことん見惚れるもよし。楽しみ方は、無限大、ですわよ。

【様々な愛のかたちがそこにある】

ちなみに記者的おススメ作品は、死をも恐れぬ究極の愛を描いた「アデルの恋の物語」。そして日常生活に潜む愛の罠を描いた「隣の女」「柔らかい肌」。どちらも愛のかたち、肯定も否定もできないけれど、もしかしたら自分もまばたきをした次の瞬間、落ちているパターンなのかもしれない。いいえもしかしたら、すでに経験していることなのかも……。そんな思いが頭をめぐる、女性にとって非常に興味深い恋愛映画でございます。

【近隣ショップにも映画祭にちなんだ商品が並ぶよ!】

公式ホームページによれば、期間中は近隣のショップが同映画祭に関する商品を販売するなど、お楽しみがプラスアルファである模様。芸術の秋、連休中はトリュフォーを体感しに、有楽町へと足を運んでみてはいかがでしょうか。

参照元:没後30年 フランソワ・トリュフォー映画祭
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼映画のように生き、映画のように恋をした