pc

「デジタル情報は、個人の資産である。アメリカ・デラウェア州において、相続人が故人のデジタル資産にアクセスすることを認める法案が議会を通過、成立した」

この夏各メディアで報じられたこのニュースを、先日フジテレビ「スーパーニュース」が改めて取り上げたことで、ネット上は一時騒然。背筋が寒~くなったという方もきっと、少なくないことでしょう。誰にだって、見られたら困るものがある。それがデジタル情報というならば、なおさら……!

【対象となるのは電子メールやデータベースなどのデジタル資産】

「CNN.co.jp」の報道によれば、対象となるのは「電子メール・クラウドストレージ・ソーシャルメディアのアカウント・診療記録・コンテンツのライセンス・データベースといったデジタル資産」、とのこと。日本ではまだ、これらデジタル資産の法的な扱いが決まっておりませんが、アメリカで動きがあったということは、そう遠くはない未来に、日本にやってきてもおかしくないかも……。

【ツイッターの声】

日記や、趣味に特化したアレコレ。家族だからこそ、見てほしくない、知ってほしくない。そんな自分のアレコレが、死後さらされるだなんて、もうこうなりゃ落ち落ち死ぬこともできないじゃあないのさ…..うう。

ニュースを知ったツイッターユーザーのみなさまも、以下、動揺を隠しきれない模様。

「おいばかやめろ」
「穏やかに2度目の死を迎えることになりそう」
「死ぬこともままならない世の中」
「成仏できんじゃないか」
「死んでも辛いやん」
「遺族に見られたら死んでからも死にたくなるわ……」

【 “見られたら困るもの” ってどんなもの?】

そうですよね、わかりますよ、わかります。でもみなさん、見られたら困るデジタル情報って、たとえばどんなの? 引き続き、ツイッター上の声を拾ってみました。

・メールの内容
・ツイッターの内容(特に裏アカウント)
・趣味ブログ(自分で書いたイタい小説&ポエムなど)
・膨大な数の自撮り画像(女装した自分の画像など)

あああ、そうですね。どれもあるある、「他人の知らない自分情報」、むしろコレ見た遺族の心のダメージのほうが心配です。

【データの埋葬を同じ趣味の友人に託したい、と考える人も】

また記者の周囲の人々にも同じ質問をぶつけてみたところ、SMを趣味としている友人の新井田さん(40代男性・仮名)は、次のようにコメント。「ニュースを知って震えたよ。その後すぐ同じ趣味の友人に、自分が死んだら趣味ブログの始末をしてもらうよう頼んだから、ひとまず安心かな」。うん、ご遺族のためにもそれ、ナイス選択だと思うよ!

【 “Yahoo!” “Google” にはすでに、死後を意識したサービスも】

調べてみたところ、「Yahoo!」には、死後にメッセージ送付や「Yahoo! ウォレット」の課金停止、「Yahoo!ボックス」のデータ削除を実現してくれるサービス、「Yahoo!エンディング」が。

一方「Google」には、あらかじめ設定しておくだけでGoogleアカウントを消滅させられるほか、指定したメールアドレスの相手にGmailなどのデータを託したりメッセージを送信したりもできるサービス、「アカウント無効化管理ツール」があるのだそう。前者は会員であれば、後者はひとつでもアカウントがあれば無料で利用できるそうなので、気になった方はさっそくチェックしてみるといいかも。

【頭に入れておきたい! デジタル資産の生前処理】

自分にとって、見られて困るものとは、はてなんだろう。そう考えた時真っ先に記者の頭に浮かんだものは、自分が恥ずかしいか否かではなく、親が見て、ダメージを受ける可能性のあるもの。死んでしまえば終わりですし、自分はどうでもいいのです。幸いなことに、思いつく限りでそういったものはないので、ひとまずホッ。いやもしかすると、思い出せないだけで、あったりして!?

さてみなさんにとって、見られたら困るデジタル資産はなんですか? この機会に1度、自分が保有するデータを確認、生前処理を意識した対処をしておいてもいいかもしれません。人間いつ死ぬかわからないですし、念のため、ね。

参照元:CNN.co.jp
参考:Yahoo!エンディング アカウント無効化管理ツール
画像:ぱくたそ
執筆=田端あんじ (c) Pouch