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おそらくあなたも子供のころに行ったであろう、虫めがねに太陽光を集めて紙を焦がす実験。

これを利用した「虫めがねアート」に取り組んでいるアーティストが、海外サイト「VISUAL NEWS」にて、紹介されておりました。

虫めがねアート、つまり、太陽で絵を描く。とても根気のいる一連の作業に日々向き合っているのは、フィリピン出身、そして現在も同地で暮らす、アーティストのJordan Mang – osanさん。

【太陽光を集めて木の板を焦がす!】

生まれた土地、フィリピン・マウンテン州に伝わる伝統や文化にインスパイアされて彼が作品づくりに取り組み始めたのは、19歳のとき。広大な自然をモデルに下描きを行った木の板を自身のキャンバスとし、そこへ太陽光を集め、ジリジリと焦がしてゆく。これを延々行うというのだから、その忍耐力は想像を絶するものがあります。

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【国際的な賞を数多く受賞】

出来上がった作品は、版画作品のそれに近く、気が遠くなるような繊細さは、有無を言わさず見る者を圧倒。数多くの国際的な賞を受賞しているというのも納得、それは絵を見れば、一目瞭然です。

【若いアーティスト支援にも熱心なお方】

1996年、Mang – osanさんは自身が暮らすバギオ市の近くにアート村を制作する目的で、「Chanum財団」を設立。現在はこちらの最高責任者を務めているというほど、アート活動の普及に熱心なお方でもあります。

自分自身の活動のみならず、新進気鋭の芸術家たちへの支援も惜しまない、Mang – osanさん。その熱意と優しさがすべて滲み出ているかのような「虫めがねアート」作品は、必見です。

もっともーっと、Mang – osanさんの作品を堪能したいという方は、下記サイトをチェック。今までに出会ったことがなかった斬新なアプローチを、あなたのその目で、確かめてみて。

参照元:VISUAL NEWS Jordan Mang – osanフェイスブック fineartamerica
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼どんだけ辛抱強いんですか……!

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