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艶やかなオレンジ色の柿は、今の時期に旬を迎える秋の味覚のひとつ。日本と同じく四季のあるフランスでも、柿は今が旬真っ盛りです。

当地では柔らかくなった柿をスプーンですくいながら、デザート感覚で食べるのが一般的。確かにこれはこれで美味しいけれど、日本人としては、あのカリカリした食感がいいんだよなぁ……!

そのまま、もしくはケーキやタルトなどのお菓子に焼き込んでも美味しい柿は、しょっぱい食材との相性も抜群です。切って巻くだけなのに、お料理上手に見えちゃう「柿の生ハム巻き」のレシピをご紹介します。

【材料】(2人分)
柿…1コ
生ハム…2〜4枚
エキストラバージンオリーブオイル…少々
黒コショウ…少々

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【作り方】
柿は4等分してから皮をむき、種がある場合は種を取って、食べやすい薄さにスライスします。適当な大きさにカットした生ハムでくるっと巻き、オリーブオイル少々かけて、黒コショウを挽けば出来上がり。

※カリカリの柿よりも、少し柔らかくなってトロリとした食感のものの方が、バランスよく仕上がるようです。生ハムの代わりにマスの薫製(スモークトラウト)で作っても!

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レシピと呼ぶのはおこがましいぐらいの手軽さながら、ワインに合うと評判の美味しさ。「カリカリは認められないなー」と言っていたフランス人からも「生ハムの程よい塩気に柿の柔らかい甘さがマッチ、コリコリした柿の食感とのハーモニーが素晴らしい」と、漫画『美味しんぼ』の登場人物を思わせるコメントをいただきました。

友達や彼が遊びに来た時に、パパッと作っておもてなしできる手軽さがいいですよね。女子力だけでなく、あなたの株までアップしちゃいそうです。

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柿は細かく切って、サラダに混ぜて、フレンチドレッシングで和えても美味しくいただけます。カマンベールやブリーチーズとの相性も抜群なので、今の時期ならではの「柿のおつまみ」を試してみてくださいね。

料理・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch