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紙に描いた線の上を進むのは、一見すると、オモチャの電車のような物体。

でも、あれれ? この電車、色を塗った箇所を通るごとに、音を鳴らしてるんですけど……! 

ご紹介するのは、ロンドン在住の日本人サウンドアーティスト鈴木有理(すずきゆうり/YURI SUZUKI)さんが手掛けた、「Looks Like Music」。電車のように見えたものの正体は、色をデータとして解釈し音を奏でる(!)、ミニチュアロボットなのでした。

【線をゆっくりと辿っていく姿にも癒されます♪】

「Looks Like Music」は、色を音に変換するだけでなく、「黒い線を辿る」ようにもプログラムされています。そのため、ゆっくりとしたスピードで、線の上を進行。その姿がなんとものどかで、見ているだけでも不思議と癒されるのよね。

【 “音を塗って楽しむ” 体験型インスタレーション】

色と出会うたびに音を鳴らすという、インスタレーション。これを体感してもらうべく、展示会場では「来客が好きなように色を塗ってよい」という手法をとったのだそう。

【童心に帰って、レッツお絵かき!】

その様子をとらえた映像を観ると、大の大人がこぞってお絵かきに勤しんでいる姿が。しかもみ~んな楽しそう……それぞれが幼かった頃の姿が、自然と想像できますっ。いいないいな、私もまざりたい!

【パートごとに取り揃えてあるロボたち】

ちなみにこちら、「ダブステップ」「コンピューターノイズパーカッション」「コード&メロディー」「アルペジオ」「ドラムサンプル」といった具合に、各パートごとにラインアップされているというのだからスゴイ。

ちなみに「アルペジオ」とは、またの名を「アルペッジョ」、和音を構成する音を1音ずつ低いものから(あるいは高いものから)順番に弾いていくことで、リズム感や深みを演出する演奏方法です。

サウンドアーティストならではのこういったこだわりもまた楽しい、「Looks Like Music」。機会があればぜひ、体感してみたいものですね!

参照元:YURI SUZUKI
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼か、可愛い……