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気がつけば、すっかり年末。そろそろ重い腰を上げて、大掃除に取り掛からなければならない、そんな季節です。

自宅はもちろん、オフィスでも大掃除を控えている。本日はそういった方々にとって必ずや役立つであろう「掃除のポイント」を5つ、お伝えしたいと思います。

参考にしたのは、さかのぼること5年前、2009年に「TOSS広島コンマサークル」高橋恒久さんが提唱した、小学校の先生向け「掃除指導のポイント」。

【大人でも十分応用可能!】

しかし指導の対象が小学生だからといって侮るなかれ、これがなかなか興味深い。大人にも十分応用できそうな内容に、「なるほどね……」と納得してしまうこと必至なの。大人数で掃除をする際は事前に一読、これだけでかなりの成果があげられる、かも!

【掃除指導のポイント5項目はこちら】

1. ほうきの掃き方、ぞうきんの使い方を全体指導する
子供に限らず、そもそもほうきやぞうきんの扱い方をわかっていない、そういった方は意外に多いのではないでしょうか。効果も効率も全然違ってくるので、基本を知っておくことは大切。ちなみに高橋さんは「評定するとよい」とも、おっしゃっています。

2. 役割・場所は長い期間固定するほうがよい
この方法をとると、高橋さん曰く「その場のスペシャリストになる」、とのこと。たしかに1つのことを長く続けることは自ずと、「その道を極めること」へと繋がりますものね。

3. 役割は細かに決める
「責任の所在を明らかにするため」、必要なのだとか。たとえばぞうきんがけ1つとっても、「水を汲む」「水を替える」「片づける」、これらすべてを分担したほうがいいんですって。個人的には、気が効く人は気付いてスグに動いてしまうから、気が効かない人はコレに甘んじる、あるいは気付きもしない。そういった事態を防ぐためにも、この方法、有効なんじゃないかと思います。

4. 役割は班とは別にする
「それぞれの場所には必要な数というものがある」「少人数で出来る場所に多くの子を配置すると遊ぶ可能性が高くなる」と、高橋さん。これはまさに、そのとおり。やることがなくなってしまっては、掃除ではなく、「掃除のフリ」をすることになってしまうもの。

5. チェック機能を働かせる
「反省会をする」「手本となる人と一緒に掃除を行う」、これらを通して掃除内容をチェック。さらに「掃除中のおしゃべりは厳禁」という決まりをプラスすることで、効果が上げられるとのこと。たしかに、「同じことを行っているのに人によって成果が全く異なる」といった事態は、よく見受けられます。細かなチェック、怠らざるべし。

いかがでしたか? なかなか身につまされるでしょう?

家族で大掃除を行う際、あるいは職場のみんなで大掃除を行う際、ぜひぜひ参考にしてみてくださいね~!

参照元:掃除指導のポイント
画像:ぱくたそ
執筆=田端あんじ (c)Pouch