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累計発行部数3億2000万部超え、今や国民的漫画といっても過言ではない、尾田栄一郎さんによる漫画「ONE PIECE(ワンピース)」(集英社)。同作が、なんとなんと、歌舞伎になっちゃうんだって!

来年10月・11月に新橋演舞場にて上演されることが決定、四代目市川猿之助さんが主演を務めるというこちらの舞台。なんでも新たなスーパー歌舞伎の創造を目指した「スーパー歌舞伎II(セカンド)」の1作品として上演されるそうなのだけど……正直全く、その全貌が想像できませんっ。

【全貌が全く想像できない!】

しかしながらこのニュースは、先日「ジャンプフェスタ2015」にて行われた「ONE PIECE」ステージイベントで発表されたばかり。スーパー歌舞伎なので、「歌舞伎にさまざまな現代風の演出を取り入れている」という点くらいしか想像できないのも、致し方ないのであります。

【詳細今後順次発表される予定】

出演者などの詳細は今後、「週刊少年ジャンプ」(集英社)および「ONE PIECE」のポータルサイト「ONE PIECE.com」にて順次発表されていく予定とのこと。作者である尾田さんも、「松竹」が運営する歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人(かぶきびと)」に、次のようなコメントを寄せておられました。

【尾田栄一郎さんコメント】

「日本人の美というものが詰まった、こんなに美しい舞台を、僕は見たことがありません。(猿之助さんに対しては)この人に任せておけば安心だと思わせてくれる人物でした」

【ツイッターの声】

新年を迎えようとしている今の時期にもピッタリな、実に興味深くおめでたい「ONE PIECE」歌舞伎化のニュース。ツイッターユーザーのみなさまも、「なんですと!」「どーなんだろ」「ワンピースを歌舞伎で表現するとどうなるのか、ワンピースファンとしてとても観てみたい。歌舞伎すら観たことないけど」といった具合に、続々反応を示している模様。

【チョッパーは誰が、どうやって演じるの!?】

かくいう記者も、同作の大ファン。チョッパーやブルック、フランキーなど人間ではないキャラクター、またナミやロビンら女性キャラを一体誰が、どのように演じるのか。そして「海賊王に、おれはなる!」といったルフィの名台詞は、果たして採用されるのか。その全貌がめちゃくちゃ気になっております……!

歌舞伎の歴史を振り返れば、「児雷也豪傑譚(じらいやごうけつものがたり)」など漫画を原作に上演、成功している例もありますし、今回の上演にも期待したいところ。今後の展開に、要注目ですねっ。

参照元:歌舞伎美人 コミックナタリー
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼衣装がどうなるのか、その点も気になるよね!

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