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ニューヨーク市内の8番街駅の地下鉄構内で、とあるカルテット(弦楽四重奏団)が無料のコンサートを開いていました。しかし、急ぎ足の乗客たちは、特に足を止めることなく黙々と通り過ぎていきます。

ニューヨークでは良くある光景だよね~、と思った次の瞬間、まさかの「共演者」が登場! それは、〇〇〇軍団だったのだ!!

【後半に予想外の共演者がフレームイン!】

カルテットが演奏しているのは、バッハの「ブランデンブルグ協奏曲第3番」。美しい音色ですが、そのすぐ近くを足早に通り過ぎる乗客が目立つため、なんだか悲しく駅構内に響き渡ります。

この動画は3分ほどの短いものですが、再生時間2分を越えて、ギターを持った男性がお金を入れた直後、まさかの共演者が登場しました!

【偶然通りがかった“バレエダンサーたち”だった!】

優雅にフレームインしてくる若い4人の男女。そう、このカルテットの演奏中に偶然通りがかったのはバレエダンサーたちだったのです。

音楽にあわせくるくる回ったり、ステップを踏んだりとそれぞれ即興で踊り出すと、この撮影しているカメラの後ろにいた観客が大興奮! 気のせいかもしれませんが、さきほどまで固い表情で演奏していたカルテットのメンバーの顔がほころんだように優しい表情に。1番左のバイオリンの男性はとってもニコニコしています。

【踊っているのは未来のプロフェッショナルたち】

このバレエダンサー4人は、バレエ学校であるマンハッタン・ユース・バレエや、ハーレム・ダンス・シアター、アルヴィン・アイリーの生徒だそう。やらせではなく、本当に偶然通りかかったのだそうです。

【ネットの声「これこそニューヨークって感じ!」】

この動画には次のようなコメントが寄せられていました。

「ダンスと音楽は世界共通言語。性別も人種の壁を取っ払う」
「これこそニューヨークって感じ!」
「ブラボー!」
「ニューヨークの駅といえば、あれほどひどいところはない。臭いし、人ごみがすごいし、電車も遅延してばかり。それでも、このような素敵なことが起こると、まだ世の中捨てたもんじゃない、世界はこんなにも美しい場所なんだと思い出させてくれる」

動画に寄せられたコメントのように、多くの人の胸が熱くなった今回のハプニング。たいがい人生は予期せぬことばかりだけど、悪いことばかりじゃないんですね。なんだかいい話だよなぁ。

参照元:You Tube
執筆=黒猫葵 (c)Pouch

▼後半1分、偶然通りがかったバレエダンサーたちが踊りだす! なんだか胸が熱くなります。