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音を楽しむと書いて、音楽。

本日みなさまにご覧いただくのは、演奏者そして観客ともども、わくわく楽しい気分に包まれる演奏。Youtubeに投稿された、パーカッションミュージアムによる9名編成の打楽器アンサンブル、P.デュカス作曲・交響詩「魔法使いの弟子」です。

【なぜかバスケットボールが置かれておる……】

木琴に鉄琴、パーカッションなど、演奏会においてなんら珍しくないものがずらりと並ぶ中、なぜか壇上にはバスケットボールが。しかもいたるところに1つずつ、ボールが設置されているではありませんか。

【色々と怪しい点がありすぎて、演奏に集中できないっ】

そのほか冒頭から、後方でなにやらブンブン振り回して「ひゅう~~~」と音を立ててみたり、空中をバチで叩くかのような仕草をみせる女性がいたり(そこには何もないのに!)と、怪しげなムードがぷんぷん。これもタイトル「魔法使いの弟子」にちなんだ演出なのかもしれませんが、気になる点が多すぎて、もう音に集中できませんっ。

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【ボールは楽器のひとつだった!!】

やがて曲が進むにつれて、バスケットボールの謎も解けます。ボールを床にポンポンとつくその音が、演奏の一部になる。つまり、ボールも楽器のひとつだったのです。

【ついでに “ほうき” も楽器にしちゃうゾ】

壇上のいたるところで、代わる代わるボールをポンポン。時には複数人で一斉にポンポン。途中、魔法使いがまたがるようなデッカイほうきも登場、「サッサッ」と掃く音もまた楽器になるというこの自由さ。観ていて飽きることがない……と言いますか、何が起こるかわからないので、一瞬たりとも目が離せないよぉ! 

12分半という長尺が、あっという間に過ぎちゃうこと間違いナシな楽しい演奏は、必見&必聴モノ。それでは大変お待たせいたしました。音楽の可能性は無限、そのことを深く確信してしまう名演奏を、たっぷりとご堪能くださいませ!

参照元:YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼色々気になっちゃうけれど、演奏は秀逸でございます

▼ブンブン振り回してたアレ、ホースだったのか……