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日本時間9日に行われた、第57回グラミー賞。こちらで「後ろを向いたまま歌う」という衝撃パフォーマンスを披露、観客を魅了したのが、謎多きオーストラリアのシンガーソングライター、Sia(シーア)さんです。

これまでリアーナにビヨンセ、ブリトニー・スピアーズにマルーン5など、トップ・スターたちに楽曲を提供してきた彼女は、ポップス界の天才ヒットメイカーとしても有名。そして同時に、「めったに顔出しをしない」ことでも世に知られるお方なのであります。

【顔を出さない、その徹底した姿勢がすごい】

2013年、米ビルボード誌に “頭の上から紙袋を被って” 登場。キャリア6作目となる新アルバム「1000 フォームズ・オブ・フィアー」のジャケット写真は、黒バックにシルバーのウィッグのみ。さらには米人気番組「エレンの部屋」でもグラミー賞同様、後ろを向いたままのパフォーマンスをみせて、全米中の興味を惹きつけました。

【楽曲「シャンデリア」で一躍注目の的に】

彼女が世界中の注目を最も集めたのは、なんといっても先述したアルバムのリード・シングル「シャンデリア」。31カ国のiTunesで1位を獲得した同作。そのPVに出演、表現力豊かなダンスを披露した若干11歳、天才美少女ダンサーのマディ・ジーグラーちゃんの超ド級のインパクトも相まって、一躍時の人となったのです。

【グラミー賞でももちろん、顔出しNGです!】

ちなみにグラミー賞で行われたパフォーマンスでも、PVそのまま見事なダンスを踊りきったマディちゃんと共に、拍手喝さいを浴びたSiaさん。なんと彼女、マディちゃんを伴って現れたレッドカーペットにおいても、顔半分を覆うウィッグを被って登場したんですよ……! この徹底ぶり、ホント恐れ入りますわ。

【メディア&PVに出演する機会はほぼ皆無】

1975年12月生まれ、現在39歳だというSiaさん。ごくごくたまにその姿を写真に撮られることはあるものの、正式にPVおよびメディア出演することは現在ほぼ皆無の彼女。ですがそれも、すべて巧妙に計算された演出なのではとも、個人的には思ってしまうのよね。

【顔出ししないからこそ、伝わるものもあるのです】

「シャンデリア」のPV、さらにはその後発表された楽曲「エラスティック・ハート」のPV。こちらで熱演するマディちゃんに、彼女の楽曲に込めた思いがすべて投影されているようで、観ていてじわじわじわじわ、心に迫ってくるのです。

【マディちゃんによるダンスとのシンクロっぷりがヤバい】

歌声とメロディー、それらとマディちゃんのダンスのシンクロ率、そしてSiaさん自らが行った演出。すべてが完璧なのは、彼女が頑なに顔出ししないことにも由来している、そんな風にも感じられるの。

そのほか、テレビ出演した際「ベッドに突っ伏したまま歌う」など、エキセントリックなアプローチで観る者を魅了し続けるSiaさん。今後大注目なアーティストであることに間違いありませんので、知らなかったというあなたは要チェックですわよ。それとダンサーのマディちゃん、今後が楽しみでしかたない彼女にもぜひ、注目してみてくださいねっ。

参照元:Sony Music Siaさんツイッター YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼レッドカーペットでも顔出ししないとは…..

https://twitter.com/Sia/status/564594760933842944

▼話題となった「シャンデリア」PV、マディちゃんから一瞬たりとも目が離せません

▼グラミー賞で行われた同曲パフォーマンスはこちら

▼こちらは「エレンの部屋」でのパフォーマンス

▼最後は「エラスティック・ハート」PV、切ない展開が胸に迫ります