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網走刑務所といえば、北海道網走市にある日本最北端の刑務所。映画『網走番外地』シリーズやヤクザ漫画などに出てくることでその名を知っている人も多いはず。

その網走刑務所の受刑者たちが育てた黒毛和牛「網走監獄和牛の販売がスタートしたという情報が! あばしりかんごくわぎゅう……響きからしてなんとも勇ましく強そうなイメージがしますが、この牛さんたち、北の大地の自然あふれる環境のもと、とても大事に育てられているようですよ。

【網走刑務所の牧畜班6名が飼育】

牛さんたちがいるのは網走刑務所用地にある二見ケ岡農場。網走刑務所受刑者の牧畜班6名が飼育しているそうですが、驚くべきはこの農場には塀がないということ! いくら日本でいちばん脱獄が難しいといわれる刑務所だからって、359ヘクタールもある広い農場に壁がなかったら脱走する人出ちゃうんじゃ……!? と思ったところ、牧畜班は仮出所が近い人たちだそうで。出所が近いのにわざわざ脱獄のリスクを犯す必要ないだろうってことでしょうか。

【ウマい肉ができるワケです!】

この網走監獄和牛、なんと日本食肉格付協会が定める等級で最高ランク「A5」を獲る牛も! 牛を育てている受刑者たちはもちろん、飼育に関しては素人(専門の職員の指導はあるそうですが)。なぜそんな上等の肉を作れちゃうんでしょうかね!? それは、仔牛から一環飼育のため移動のストレスがない、30ヶ月という長い飼育期間、牧草は自家製・無農薬……といった環境の良さが挙げられます。たしかにこの環境でならいい肉に育ってくれそうだ!

網走監獄和牛は網走刑務所敷地内にある「エームサービス㈱網走刑務所売店」(矯正作業製品即売所の裏側)にて購入可能。ステーキ、焼肉、すき焼、ひき肉など100グラム300円~各種取りそろえています。同じ網走市内にある「博物館網走監獄」では販売していないのでご注意を!

参照元:Facebook朝日新聞DIGITAL
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch

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