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トルコの国営航空会社「ターキッシュエアラインズ(旧 トルコ航空)」その「昭和すぎる」広告が、ツイッターユーザーの間で話題になっていた模様。

「一部の世代以上にしか通じないネタを堂々と広告に使うターキッシュエア(トルコ航空)」

画像に写っていたのは、おそらく20代から下の世代の方はご存じないであろう、 “昭和の香り” たっぷりのコピー! 

【わかるあなたは “お年頃” !?】

「飛んでイスタンブール、そこから飛ぶのがルール」

先日4月5日(日)、Twitterに投稿された画像のキャッチコピーをみて、「こ、これはっ……!」と思った方はきっと多いはず。

アラサー30代、そして幼い頃テレビっ子だったがゆえに、多くの昭和ネタを知っている記者(よく、年齢ごまかしてるよね? と言われる)はわかりましたよ! さて、みなさんは、ピンときたかな?

【ツイッターの声】

「あはは。 ドストライク世代」
「ちょっと字余りだけど歌えます」
「ごめんなさい! 充分に通じてます」
「チャレンジャーやなw」
「40代前後にアピールしとるwww」
「カネ持ってるとこを狙うのあたりまえ」
「私も知ってる知ってる!!」
「わかってしまう自分が憎い……」
「うっ……ギリ通じる世代だ……ww」
「懐かしいなあw」

【昭和のヒット曲が生んだ名フレーズでした】

ドンピシャくる世代のみなさまなら、この印象的なフレーズ、もうおわかりでしょう。そうです、こちらは庄野真代さん5枚目のシングル、名曲「飛んでイスタンブール」の歌詞!

【30年以上も前に発売された楽曲「飛んでイスタンブール」】

「飛んでイスタンブール」が発売されたのは、なんと1978年。しかしそれ以後も、たびたびテレビで流れ、知らず知らずの間に耳にしていたという方も、きっとたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

【日本における同地の知名度を一気に上げました】

失恋した女性のセンチメンタル・ジャーニーを描いた歌で、本作の大ヒットにより、日本におけるイスタンブールの知名度は飛躍的に上昇。日本人の頭に「トルコといえば『飛んでイスタンブール』」という概念を植え付け、以後トルコで一番有名な都市および地名となった……という、そんな経緯があるみたい。

【その功績は偉大です……!】

同曲がリリースされる前には、イスタンブールへの直行便がなかったそうですし、そう考えるとこの曲の功績は「ターキッシュエアラインズ」にとって大きい! いや、大きすぎますよねぇ!! 

なお、今回話題となった広告は、2015年から日本向けに採用されたものなんだそう。1989年に同社が就航して以来、26年。長き時を超えても人の心をつかむ歌の力に、脱帽せずにはいられません……。時代を超えて愛される名曲「飛んでイスタンブール」、興味を持たれた皆さま、ぜひ聞いてみてください!

参照元: Twitter You Tube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼ちなみに……曲の歌詞に砂漠が出てきますが、イスタンブールには砂漠がないんですって! 海洋性気候・地中海性気候・大陸性気候が交差した地形で、冬には雪も降るのだそうです。

▼グッとくるコピーだわぁ……