mp

様々なポップカルチャーに影響を与えてきた、イギリスを代表するコメディグループ「モンティ・パイソン」と、「ホーキング、宇宙を語る」の著書などで知られる理論物理学者、スティーヴン・ウィリアム・ホーキング博士。

まったく接点がないように思われる両者がこのたび、誰もが予測し得なかったコラボを実現させました! 

なんと、モンティ・パイソンの映画「人生狂騒曲(Meaning of Life/1983年)」に出てくる楽曲「ギャラクシー・ソング(Galaxy Song)」を、ホーキング博士がカバー(!)。パイソン節が炸裂した同曲のミュージックビデオが、現在動画サイトYouTubeにて公開されています。

【出だしから超シュールです】

猛スピードで走る車いすで人を跳ね飛ばし、そのまま宇宙へと飛んで行ってしまうホーキング博士。出だしから相当ブッ飛んだ内容になっている同曲のMV、こちらの最大の特徴は、楽曲におけるボーカルスタイルです。

【朗読に近いかも? 合成音声による歌唱】

意思伝達のために、現在「重度障害者用 意思伝達装置」を使っているホーキング博士。彼が普段、スピーチや会話で用いている「コンピュータプログラムによる合成音声」を、今回の楽曲でも利用。言うなれば「初音ミク」方式を取り入れているわけなのですが、実際のところこちらの合成音声、 “歌って” いるというよりも、 “朗読に近い” んですよね。

【4月13日より配信スタート!】

とはいえ、まったりゆったりとした音楽と、落ち着いた男性の聞きやすい声が、絶妙にマッチしている点は見事。ちょっぴりシュールな世界観がたまらない、奇跡のカヴァー音源「ギャラクシー・ソング」は、4月13日(月)よりDL版の配信がスタートしております。

【元になった曲もぜひ聴いてほしいッ】

ちなみに……原曲を手がけ、かつボーカルを務めたのは、モンティ・パイソンの一員であるエリック・アイドルさん。日本でいうと高田純次さんみたいな軽ーい感じのインチキ野郎がハマり役の彼は、モンティ・パイソンの音楽面も担っていました。彼らの映画「ライフ・オブ・ブライアン」の主題歌として世界的にヒットした「Always Look on the Bright Side of Life」の作曲者&シンガーでもあるんです。サッカーやCMでもおなじみの曲ですね。

【シングル化の予定もあるみたい】

なおホーキング博士版「ギャラクシー・ソング」、今後はシングル・リリースも予定されているほか、4月18日(土)には海外の一部店舗にて、7インチのアナログ・レコードも販売されるとのこと。気になった方はさっそくチェックを!

また今回「モンティ・パイソン」を初めて知ったというあなたは、ぜひ原曲も合わせて視聴してみてくださいねっ。

参照元: iTunes YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼じんわり、イイ感じです♪

▼原曲となった「Galaxy Song – Monty Python’s The Meaning of Life」

▼ついでにヒット曲「Always Look on the Bright Side of Life」も合わせてどうぞ☆