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桜前線もすっかり北へ。関東地方はすでに葉桜が美しい季節ですね。桜の花はかくもはかなく、繊細さの象徴のようです。そんな桜の美しさを皆さんが堪能していた、ちょうど同じ頃、各地で別の桜に感嘆の声をあげている人がいたのをご存知でしょうか。

◼︎桜の繊細さをあますところなく表現した紫野源水さんの「桜の有平糖」

それは、紫野源水さんという京都の和菓子屋さんが作っている、「桜の有平糖」という砂糖菓子への驚きの声。

薄く薄く作られた桜の花びらは、透明感のあるきれいなピンク色で、ちょっと触っただけで折れてしまいそう。桜の花の華奢で端麗な様子がよく伝わってきます。花粉を模した部分も、黄色い砂糖でできています。手が込んでる!

桜の花とともに購入できる葉っぱの有平糖も、生え始めたばかりの柔らかな様子、みずみずしい葉脈がよく再現されていて秀逸。花びらも、葉っぱもずっと飾っておきたくなるような、乙女心を刺激されるお菓子です。

◼︎秋の紅葉を模した「照葉」もあり!

実は秋向けには、紅葉を模した有平糖「照葉」もあります。黄色い葉に一部が赤く色づいていて、そのグラデーションがとてもきれい。

桜の繊細さもきれいですが、秋の紅葉は雅びやかで、風流。「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき」とかと口づさみたくなるほどです。

◼︎季節限定! 毎年の春秋を楽しみにしている人多数! 電話での注文も可能!

「桜の有平糖」は毎年、シーズンになると各地の百貨店にも置かれていますが、実は電話でも購入可能。2月末から4月20日頃まで作っているそうです。

「照葉」の方は10月末から11月初め頃まで。たくさん購入したい場合は、あらかじめ伝えておけば対応してくださるとのこと。春秋の、季節を感じる素敵な手土産として覚えておいて損はなさそう。

紫野源水さんには、他にも美しい和菓子がいっぱい。これからのシーズンに京都に出掛ける方は、一度訪れてみたら楽しそうです。

【お店情報】
店名:紫野源水(むらさきのげんすい)
電話:075-451-8857

写真提供=Y-Yさん 執筆=山川ほたる (c) Pouch

▼桜の有平糖。美しい!▼

https://twitter.com/kuro_sid7721/status/583502654791290880

https://twitter.com/analogobasan/status/584679193666945024

▼紅葉を模した「照葉」もきれい!▼

https://twitter.com/mashibashima/status/583491488606093313

▼紫野源水さんは、有平糖以外も美しい和菓子を作っています!▼