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去る1月、SoundCloudに突如現れたアカウント、user48736353001。

連日、次から次へと音源が投稿され、気がつけばその数は203曲(!)に。一体誰なのか、もしかしたらあの変態……じゃなかった、天才音楽家エイフェックス・ツイン氏なのではないか。そんな憶測がどこからともなく出てきた後、ご本人が問題のアカウントを自身のツイッターにてツイート。

【SoundCloudに楽曲をじゃんじゃんアップ→ 突然の削除】

この流れを経て「間違いない。こんな奇行を行うのは彼しかいない……!」といった考えに行きついた、多くの音楽ファン。

ですが……なんと今月に入ると、またもや唐突に、同アカウントが閉鎖されてしまったのです! 

もちろん投稿されていた膨大な音源もすべて削除、「I AM NOT RICHARD(*エイフェックス・ツイン氏の本名はリチャード・D・ジェームス)」といったメッセージともに、まるで夢であったかのごとくぜ~~んぶ、消え失せてしまったのであります。

【エイフェックス・ツインてどんな人?】

と、ここで。変態……じゃなかった、天才音楽家エイフェックス・ツイン氏をご存じない方のために、ちょこっと説明をば。

【天才にして超有名ミュージシャン……だけどその “変態” ぶりも有名です】

このお方はイギリスのミュージシャン、音楽家・作曲家・DJといった肩書を持つ、世界中に熱狂的ファンを持つすごい人。テクノ・アンビエント・エレクトロニカ・ドラムンベース・アシッドハウスとそのジャンルは多岐に渡り、幾度か来日も果たしています。

音楽における才能は、とにもかくにも素晴らしい。だけど……その行動は「ちょっとおかしい」ことで有名、「エイフェックス・ツイン」で検索するとその横にすぐ「奇行」と出てくるくらいには、変わりモノで知られたお方なのよね。

【「奇行」武勇伝の数、山のごとし】

「フジロック来日時には持ち込んだ犬小屋の中で演奏」「1度も姿をみせずにステージ裏でパフォーマンスを行う」「有名な曲や盛り上がる曲を一切やらず、ひたすら気味の悪い新曲のみをプレイ」などなど、その姿勢はある意味ロック。

17歳まで自分が作った音楽しか聴いたことがなかったっていうんだから確実に天才なんですが、やはりなんというかその、凡人にはマネできないパフォーマンスよね、ぜんぶ。

【ごめんなさい、ここからが本題です】

さて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題。なんと闇に葬られてしまったかのように思えた203曲、こちらが現在、動画サイトYouTubeにアーカイブとしてアップされているのよ。

しかも新たに創設された、SoundCloudアカウントも添えて。う~む、やはりこの人、相当な変わりモノ……そして変態で天才すぎる! 

【音楽を聴けば “すごい人” ってわかってもらえる、はず!】

本日エイフェックス・ツイン氏の存在を初めて知ったというあなたも、この機会に、彼の音楽に触れてみては。聴けばきっと、彼が “ただの変な人” ではないってことだけは、わかってもらえると思うので。

参照元: YouTube SoundCloud SoundCloud
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼1月には自ら「肯定ツイート」と思われる投稿も

▼こんなに楽曲作って一気に公表しちゃうあたり、この人らしいというかなんというか