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青空を優雅に飛ぶ「ツバメ」。春先から巣作りが始まっていますが、そういえば最近見かけなくなったな~と思いませんか?

実は、都会ではツバメが子育てできる環境が少なくなり、その数がだんだん減っていているのだそう……。そこで日本野鳥の会では、ツバメの子育てを応援するハンドブックを配布したり、子育て状況調査をするなどして、ツバメの保護活動に力を入れています。

ツバメの子育てを見守りたい人、巣作りを観察しているという人はもちろん、反対にツバメの巣に困っているという人も参考になる情報がありますので、ご紹介していきます!!

ツバメを応援したい人へハンドブックプレゼント

ツバメは毎年春に日本を訪れて玄関や軒先などに巣を作りますが、特に都心では緑や水が少ないことから巣立つヒナの数が減っているそうです。毛虫や蚊、ハエといった人が苦手な虫を食べてくれるといううれしい面もあるのですが、不衛生を理由に人の手によって巣が落とされるなど、ツバメの子育てはますます難しくなっているのが現状です。

そこで日本野鳥の会では、ツバメの巣作りに関する質問や相談に役立つ情報をまとめたハンドブック『あなたもツバメ子育て応援団』を作成、無料配布しています。「軒先にツバメが巣をつくって、フンが汚い」など困っている方は、ぜひ手に取ってみてください。

【ツバメ調査 参加者募集中!!】

また、日本野鳥の会では、ツバメの巣と子育てを観察し、何羽のヒナが巣立ったか、どのような原因で失敗したのか、広く情報を集めるため、毎年「ツバメの子育て状況調査」を行っています。ツバメを観察できる全国の皆さんに、パソコンやスマホから観察する巣を登録し、情報をアップしてもらうというものなのですが、これがとってもおもしろい!!

マップ上のピンをクリックすると「巣作りを始めました」「ツバメが戻ってきたよ~」「エサを運び始めました!」など巣の状況が随時アップされていて、なんともほほえましい気持ちになります~。

都会では巣が少なくなっていると紹介しましたが、それでもまだ多くの巣があることが分かります。皆さんのお住まいの地域にもきっとツバメの巣があるはず!! 興味がある方は調査に参加してみてはいかがでしょうか。ハンドブックや 「ツバメの子育て状況調査」についてくわしく知りたい人は、日本野鳥の会のサイトをご覧くださいね。

参照元:日本野鳥の会 ツバメの子育て状況調査
執筆=シナモン (c)Pouch