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大人になっても、あのピアノのイントロを耳にすれば、自然に体が動く。細胞レベルで覚えていると言っても過言ではない「ラジオ体操」ですが、それはあくまで「第1体操」と「第2体操」までの話。

実はラジオ体操には「第3体操」が存在していたんです! この事実、あなたはご存知でした?

【70年前に生まれた「幻の体操」】

「ラジオ体操第3」は、今からおよそ70年前、戦後1年半のみNHKで放送されていた体操。ほかのふたつよりも動きがダイナミックで強度が高かったため、いつしか「幻の体操」として、人々の記憶から消え去ってしまっていたんですって。

【わかりやすいDVD付き書籍になって登場】

そんなラジオ体操第3が、なんとDVD付き書籍となって復刻! 5月31日(日)、株式会社KADOKAWAから「DVD付き 幻のラジオ体操第3」が刊行されていたのです~~!!

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【復刻までの道のりは決してラクではなかった模様】

「中高年のこころとからだの健康づくり」に着目した龍谷大学の安西将也教授と井上辰樹教授が、音源と動作の解説図を頼りに、苦労して復刻したという同書。

当時の映像資料などは現存しておらず、その中での復刻というのは、想像しただけでもたしかに大変そう……。

【生活習慣病&うつ病予防にも◎】

全16運動11種類、他の2つの体操よりも激しく、特徴的な動きが多いという「ラジオ体操第3」は、安西教授いわく「生活習慣病やうつ病の予防に効果が期待できる、運動強度の強い体操」であるとのこと。

現在では滋賀県多賀町の町役場をはじめ、福島県内や東京都内の団体など、日本各地でこの体操を取り入れた健康増進の取り組みが広まっているみたいよ。

【ダイナミックなラジオ体操第3に挑戦してみよう♪】

複雑な手の動き、そして大ジャンプと、徐々に心拍数をあげていくその内容、ラジオ体操という視点からみると、とても新鮮です。せっかくですからこの機会、健康的な体づくりのため、日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

参照元:株式会社KADOKAWAプレスリリース、株式会社KADOKAWA YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼ラジオ体操第3〜! レッツトライ☆