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女性が夜1人でも外出できるのだから、世界的に見れば、日本は安全な国だ。

そういった考えを未だ持ち続けている方は、昨今、ごく少数なのではないでしょうか。

日々マスコミをにぎわす、通り魔などの物騒なニュース。女性や子供のみならず、男性もその標的となることがままある、性犯罪の恐怖。この世の中で生きていくには、自衛は欠かせない手段。備えておいて損はない、そういった心持になりますよね。

じゃあどうやって……? 今回は、ちょっと強力すぎるかもしれないけれど、スマートに持ち運べるスグレモノの護身グッズを紹介します。

【ただのiPhoneケースと思いきや……!】

本日ご紹介するのは、一見ふつうのiPhoneケース、だがしかしいざというときはスタンガン(!)としての役割を果たすという究極の防犯グッズ「Yellow Jacket iPhone 5/5S case」。

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【経済産業省輸入販売許可商品です】

自己防衛の国アメリカが生んだ同商品は、言うなれば、携帯できる護身用スマホケース型スタンガン。アメリカのメーカー・Yellow Jacket, LLC社が考案、経済産業省輸入販売許可商品である同商品がこのたび、日本総代理店である株式会社PODの手によってオンライン販売を開始したんですって!

【身近に起こった痴漢事件が輸入販売のきっかけに】

さかのぼることおよそ1年前の昨年9月9日、リアル店舗での販売を開始しているという同商品。日本で販売するに至った発端は、同社代表・神薗(かみぞの)さんの友人の娘さんが遭遇した、痴漢事件でした。

【心に傷を負った被害者が、安心して外出できるように】

事件後、しばらく外出できない時期があったという娘さん。友人から「娘が安心して外出をできる商品を探して欲しい」と頼まれた神薗さんは、世界中を探したのちに、ようやく本商品に出会うことができたのだそうです。

【「いざというときスグ使える」が強み】

「手に持っているのは難しく、だからと言ってカバンの底にしまっていたらいざという時に役に立たない」というのが、今までのスタンガン。しかしiPhoneケースならば、いざという時スグ使用できるうえ、手に持っていてもなんら不自然ではありません。

【多くの反響を受けて、日本での販売が実現】

95万ボルト、3ステップの安全対策で誤作動を防ぐという、こちらのスタンガン機能。2014年7月の国際雑貨EXPOにプレ出展したところ、訪れたお客さんをはじめ多方面から「これは凄い」「日本で買えるのか」「いつから買えるのか」といった反響が続出したのだそうで、このエピソードをみても、日本に暮らす多くの人々が “自衛” を意識しているということがうかがえますよね。

【スペックを教えて!】

「どこから見てもスタンガンとわからない」「iPhoneカバーケースと充電バッテリー機能付きスタンガンケースのセパレートタイプ」「通常はiPhone 5/5Sの保護ケース・充電バッテリーとして、いざという時にはスタンガンとして身を守ることができる」といった具合に、使い勝手も良さそう。なおスタンガンケースはUSB充電式、充電用バッテリーで、iPhoneを1回満充電できるみたいよ。

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【使用する前に、絶対に頭に入れておいてほしいこと】

ここまで読んで、ぜひとも購入したくなった。そんなあなたへ、使用前に絶対に頭に入れておいてほしいことをいくつか、言及しておきますね。

1. 威嚇として使用するのが基本。決してむやみに作動させないこと
スタンガンは、内部電源回路で高電圧を発生させ、電極部に相手を接触させることで、暴漢などの相手の神経網を強烈に刺激し電流を流すことで行動不能にさせるもの。付随的に、痛みによるショックや心臓発作、電気の直接的な作用ではない要因による気絶を引き起こす可能性があるため、危険です。

2. 同商品は人を傷つけるために作られたものではなく、相手を約2分程度、一時的に動けなくするものである
暴漢に襲われた時は、まず空中放電で威嚇。それでも近づいてくるようであれば、スタンガンを相手に押し当て、スイッチを押しましょう。ダメージを受けている間に、すばやく逃げること。

3. スタンガンは護身用で違法ではないが、不要にみせびらかしたりしないこと
手に持ち不徳的多数の人に見せびらかせると注意を受けたり、度が過ぎると軽犯罪法違反で処罰される可能性があります。

4. スタンガンはおもちゃではない
言うまでもありませんが、決して遊びで使用しないように。購入して1度も使う機会がないことが1番、危険を感じた時は使用する前に威嚇、これを頭に入れておいて。ちなみに同商品、18歳未満の購入および使用はできません

「Yellow Jacket iPhone 5/5S case」のお値段は、税込21384円。気になった方は、公式サイトをチェック。十分考慮したうえで、購入するか否か、判断してくださいね。

参照元:株式会社POD アットプレス
執筆=田端あんじ (c)Pouch