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現在大ヒット上映中、映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、みなさんはもう、ご覧になりましたか? ……私? 記者(私)は公開1週間で4回、公開から2週間経った現在、すでに5回観ておりますが、なにか?

ストーリー、キャスト、そして画。どこをとっても完璧。「マッドマックス」と書いて、「最高」と読む……! 

1度観たら “おかわり” せずにはいられない、まさに人を「狂気(マッド)」へと導く同作は、今年公開された映画の中で、記者個人としては断トツトップ。その素晴らしさについては、評論家をはじめとする多くの方が語ってくださっているので、ここではあえてその点には触れません。

ですが今回、記者がみなさんにお伝えしたいのは、2D・3D・MX4Dなどあらゆるタイプの上映方式があるこの作品を、どの劇場で観るべきなのか、ここ1点のみ!

【2D、3D、MX4D……劇場を選ぶ参考にしてみて! 】

これからご説明するのは、記者が見てきた上での個人的見解であり、また4DX(MX4Dとはやや種類が異なる)やIMAXなど、ここで挙げていないタイプは体験しておりません。感じ方はそれぞれですので、あくまでも参考程度に。

そして、ここで挙げているものはすべて、字幕版です。また上映方式によっては、現在終了している映画館もございますので、あらかじめご注意を!

■なにも考えずに「ヒャッハーーー!!」したいあなたは『MX4D』/体験地:TOHOシネマズ六本木ヒルズ

最近登場した体感型映画館「MX4D」。これ、要は座席が3D仕様の画面展開に応じて、動いたり風が吹いたり水しぶきが飛んできたりするもの。遊園地なんかにあるアレです、アレ。

この映画は9割がカーチェイス。最初から最後までクライマックスみたいなもんなので、MX4Dだと、主人公マックスや気高き女戦士フュリオサ、美しい5人の女性たちワイブス。そして彼らを追うイモ―タン・ジョー&ウォーボーイズたちと一緒に、砂漠を走っているかのような気分に浸れるのでおススメです。

いいところ:
・ただでさえ「ヒャッハー」な映画なのに、ますます「ヒャッハーーーーー!!!」な気分になれる。
・強めに水しぶきが飛んでくるのでテンションがあがる。
・しかし、車が走るたび風もビュービュー吹くので、濡れた顔も3Dメガネもすぐに乾く。
・座席がぐおんぐおん傾くので、登場人物……というかむしろ、車になった気分になれる。

わるいところ:
・「ヒャッハー!」しすぎて記憶が飛ぶ。そして「すごかった……!」という思いだけが強烈に残る。
・ストーリーに集中できない。
・伏線や登場人物たちの繊細な心理描写など、細部を見逃しがちになる。

■じっくりストーリーに集中&細かいところまで注視したいあなたは『2D』/体験地:品川プリンスシネマ

大事なことなので再度申し上げますが、この映画をひと言で表すならば「ヒャッハー!」。語りたいことは山ほどあるけれど、ひと言で表すとしたらもう、コレに尽きます。

2Dでも観終わった後、足がガクガク。言葉にできない興奮が体中を駆け抜け、「あたし、フュリオサみたくボウズにする……!」と謎の決意までしそうになる名作で、特別な演出はなくても十分。話の全貌をじっくりとつかんでおきたいという方は、2Dで「マッドマックス」体験しておくべし。

いいところ:
・映画の内容を、細部までじっくりと堪能することができる。
・画面全体を、しっかりと見渡すことができる。

わるいところ:
・特になし。

■映画の世界にどっぷり没入したいあなたは『3D』/体験地:新宿バルト9・丸の内ピカデリー

とにかく画面が、世界観が、目に写るすべてがド迫力な同作。そのためやはり、3Dの圧倒的リアル感は、捨てがたいものがあります。

3Dメガネをひとたび装着すれば、一瞬で映画の中へとトリップ。途中、人が飛んできたり、人が飛んできたり、そして人が飛んできたりと目まぐるしいっ。そのたんびに心臓がギューンと縮みあがりますが、4Dのような「せわしなさ」はないので、ストーリーもちゃんと味わいつつ、スリルをも楽しむことができますよ。

いいところ:
・4Dと2Dのいいとこどり。
・観賞後の余韻が、他のタイプと比べて圧倒的に長かった。

わるいところ:
・画面全体を見渡すことができないので、細部を見逃しがちになる。

■映画を子宮で感じたいあなたは『2D爆音上映』/体験地:立川シネマシティ

映画を子宮で感じる……既に映画をご覧になった方であれば、深い意味を感じてしまうかもしれません。ですが、ここで言う「子宮で感じる」は、文字どおり、子宮に響く爆音で映画を体感するということ! ただやかましいだけではなく、計算され尽くした音のバランスで、圧倒的 “音” 体験ができるのです。

爆音2D上映は、この映画のために作られたかのような、最強の音響設備を誇る立川シネマシティのみで体験できるもの。「ブオオン!」というエンジン音が体全体に鳴り響くほどのド迫力ぶり! 家に帰ってからもしばらく、体中にエンジン音が響き続けることでしょう。

いいところ:
・「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を体験するのに、これほどふさわしい上映の仕方はない。爆音との相性が最高すぎる。
・2Dなので、ストーリーをじっくり味わうことができる。

わるいところ(?):
・子宮に響くエンジン音が良すぎるがあまり、ついついおかわりしたくなる。

【こんなに「マッド」になった映画は初めて!】

記者は、同じ映画を見るために、こんな短期間に何度も映画館に足を運んだ経験は未だかつてありません。しかし、どうしても、この作品を体が求めてしまうのです。たとえるとすれば、麻薬中毒患者のごとく欲してしまうといいますか……すみません、たとえが過激すぎましたね!

【絶っっ対に! 女性こそ劇場で観ておいたほうがいいよ】

この「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は、まちがいなく劇場で観るべき映画です。おそらく歴史に残るであろう名作を大スクリーンで体感できるのは、今だけ。自宅のテレビではなく、絶っっ対に映画館で観ておくべきです。「男の子が好きそうな映画だよね~」って思ってる女子こそぜひ、ぜひ、観て……! その先入観ががらりと180度、変わるはずだから。

参照元:映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」公式サイト
執筆=田端あんじ(c)Pouch

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