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公開から1カ月が経過した今も、超話題の映画と言えば「マッドマックス 怒りのデス・ロード」ですよね♪ 見た人が口をそろえて「おもしろかった!」とコメントする、最強かつ最狂のエンターテイメントムービーなワケです、たぶん。

先日、記者もこの映画を映画館でみたのですが……残念ながら、そのおもしろさがさっぱり分からなかった(呆然)。

何度も映画館に足を運んでいる人も多いみたいだけれど、どこがおもしろいのか、どこにハマるのか、さっぱり分からん……なんだか悔しいので、「マッドマックス」マニアの田端あんじ記者にいろいろと質問してみることにしました。

【「マッドマックス」を見た感想】

まずは、記者(夢野うさぎ)が「マッドマックス」を見た感想をお伝えします。

その01:車がビュンビュン走って、みんなひかれて死んでいく
その02:白塗りで坊主の人と普通の人と見るからに悪い人が出てくる
その03:乗り物に乗ってる人はほとんど敵、だけど勝てた
その04:白塗りの人が普通の人から血をもらってたのが謎
その05:食べてたものは昆虫と爬虫類

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【どこがおもしろいのか聞いてみた】

舞台設定も登場人物たちの関係も、何もかもが謎……つまり、記者の感想をまとめると「ただ車が走ってた」になるのです。あんな砂嵐の中を車で走るなんて、事故しちゃう!

そこで、今やPouch編集部イチ「マッドマックス」に詳しい田端あんじ記者にその魅力を聞いてみました。

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夢野:「あの、『マッドマックス』ってどこがおもしろいんですかね?」
田端:「まず1回目は、ずーっとクライマックスみたいな映画なので、ただただ興奮して終わってしまう人が大半だと思います。で、この1回目でアドレナリンがガーッと出た人は、見終わった後すぐに、また劇場に行かずにはいられなくなるという流れです。2回目以降は、徹底的に作りこまれたストーリーに注目する人が多いですね。男性が好きそうな『ど派手な乗り物』『北斗の拳』『カーアクション』満載の映画と見せかけて、実は人が『自分が自分であれるよう、戦う』『ありのままで生きる』ことを全力でもぎ取りに行くストーリーという点がすごい」

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夢野:「へ、へええええ……そうなんですね」
田端:「そうなんです! 『マッドマックス』は劇場で見るために作られたと言ってしまっていいくらい、とにかく大スクリーンがハマる映画です。むしろそれでなきゃだめ。とくに2D爆音上映の音は素晴らしく、ああいうのは映画館でしか体感できない。というわけでみんな、『とにかく劇場で見ろ』というすすめ方になってしまうのでしょう。私もそう言っちゃってます。そうそう、そしてなにもかもすべてが漫画『ワンピース』的といいますか、全員主役級のキャラというところも魅力。視覚面で飽きさせないところも、多くの人の心に刺さるのではないでしょうか」

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夢野:「へ、へええええ……そうなんですね」
田端:「そうなんです! ストーリーに関して、登場人物たちはまったく語らないので、1回見ただけではピンとこないという方もいるんだろうと思います。あ、あと『ほぼすべてCGなし』という点も、多くの人が惹かれる画力に繋がってるんじゃないかな~。あ、あと……(※編集部注:長すぎるので省略させていただきます)」

どこがおもしろいのか、とちょっと聞いてみただけなのに、これだけ語れてしまうなんて……「マッドマックス」がすごいのか、田端記者がすごいのか。とにかく、どうしてこの人たちは白塗りなのか、どうして血が足りないのか、トイレ休憩とか必要ないのか、などの疑問を解決したいなら、1回と言わず2回、3回と映画館に行った方がいいかもしれないです。

参照元:映画「マッドマックス」公式サイト
執筆=夢野うさぎ (c)Pouch