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日本の文化、これぞ「THE ニッポン」な雰囲気を感じることができると大人気の観光スポット「京都」には、世界中から旅行者が集まるがゆえの悩みがありました。それは、旅行者のマナー違反

国が違えば、マナーが違っても当然。でも京都では京都のマナーを守ってもらいたい。海外からの旅行者に京都の文化や習慣を正しく理解してほしい。

そんな思いから、京都市役所は世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」と連携して京都のトリセツ「京都のあきまへん」を発行。そして、このマナーガイドが世界の旅行者たちから注目を浴びている模様なのです。

【絵やマーク入りで見やすい「京都のあきまへん」】

英語と中国語で作成された、京都のトリセツ「京都のあきまへん」には、絵やマーク入りで18項目の「あきまへん」が分かりやすくまとめられています。

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【京都のあきまへん18項目】

1. 路上喫煙
2. 無理やり舞妓さんの写真を撮る
3. タクシーのドアを自分で開ける
4. チップを渡す
5. ゴミのポイ捨て
6. 畳に土足で上がる
7. 飲食店にドリンクや食べ物を持ち込む
8. 並ばない
9. レストランのドタキャン
10. 自転車の酒酔い運転
11. トイレを汚く使う
12. 横に広がって歩く
13. 自転車の路上放置
14. 線路近くでの写真撮影
15. 古い家屋や物品をむやみに触る
16. 社寺で大声で騒ぐ
17. 撮影禁止の社寺での撮影
18. 帽子やサングラスを身につけたまま参拝する

こうしてみると、「横に広がって歩く」、「線路近くでの写真撮影」、「帽子やサングラスをしたまま参拝する」など、日本人の私たちでもうっかり犯してしまいそうなマナー違反もあったりして、身の引き締まる思いです。

【外国人の反応は……】

「京都のあきまへん」が、京都市外国人旅行者向け公式ウェブサイト「Kyoto Official Travel Guide」などで公開されたことで、 多くの「あきまへん」を読んだ外国人のみなさんからコメントが寄せられています。

「要するに、変なことするなってことだよね」
「悲しいことに、最近では常識が常識じゃなくなってるのかも」
「温泉にも細かいルールがあるよ」
「罰金が厳しいね、でもイイことだ」
「チップの件を除けば、このリストは世界中で活用できる」
「旅行者のマナーって悪いからな」
「テキサスでは酔っていても馬に乗れるのに……」

そうですか、テキサスでは酔っていても……でもここは日本。そして、馬ではなくて自転車。自転車の酒酔い運転は本当に危険ですからね〜。

マナーを守れば、きっと楽しい思い出も増えるはず。外国人旅行者のみなさんだけでなく、日本人の私たちも自分たちのマナーを一度見直してみるのもいいかもしれません。

参照元=京都市情報館公式サイトreddit coolguidesKyoto Travel Guide
執筆=南野バンビ(c)Pouch