cable

飲酒運転による交通事故は、未だ無くなることがありません。

世界各国に数多く存在する、飲酒運転撲滅CM本日はその中から、カナダ・ケベック州にある自動車保険会社「SAAQ」のCMを、みなさんにご紹介したいと思います。

【ケーブルによって動かされる運命】

同国モントリオールを拠点に活動する広告代理店「La Cavalerie」によって制作、動画サイトVimeoに投稿されたCMのタイトルは、「Cable(ケーブル)」。

バーでお酒を飲み、車のキーを手にした瞬間から、動き始めるケーブル。タイトルどおり、飲酒運転を行った男性の運命の歯車は、ケーブルによって動かされていきます。

【周囲の人々もケーブルに翻弄されてゆく】

ケーブルに翻弄されるのは、当事者だけではありません。

警察官、事故の被害者、裁判官。飲酒運転によって死亡者を出してしまったことで、さらに重い罪を背負ってしまった男性。最終的にケーブルは、失意の底にいる彼の妻、さらにはまだ幼い息子の元へも、伸びていくのです。

【交通事故における酒気帯び運転の割合は……】

なおウェブサイト「The Global Road Safety Partnership(世界交通安全パートナーシップ)」内の文献「Drinking and Driving」によると、交通事故における酒気帯び運転の割合は、カナダがおよそ38%近く、日本では11%。ですが、ほんの一杯が大きな事故を招くことに変わりはありません。

【人ごとではありません】

「これくらいなら大丈夫」という安易な判断をしたせいで、狂っていく運命。周囲の人々をも大きく巻き込む飲酒運転による事故、その恐ろしさを1分という短い時間で見事表現している同作を、それではさっそくご覧になってみてください。

参照元:Vimeo
参考:Drinking and Driving/Drink-drivingas a factor in fatal crashes
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼SAAQ – Cable