“ゆるキャラ” ブームも全盛期を過ぎ、「カワイイ」ゆるキャラはもうお腹いっぱい……。そんな方も正直、少なくないのではないでしょうか。

そんな中、北海道中央部に位置する美唄(びばい)市が、「カワイイ」とは思いっきり程遠い印象の、衝撃的なビジュアルのゆるキャラを発表。目にした市民らがザワザワ、ネットユーザーもザワザワ、動揺が広がり始めているようなのであります。

【まず「ヤキトリ男」って名前が衝撃的すぎ】

美唄市新キャラクターの名前は、「ヤキトリ男(お)」、通称「やきオジ」。同市の名物である「美唄焼き鳥」がモチーフとなっている模様。

【上半身は「美唄焼き鳥」そのまんまです】

串に刺さるモツ、黄色の腹卵(キンカン)、そしてタマネギ。美唄焼き鳥とは「鳥のいろいろな部位とタマネギを1本にまとめて焼く」というものゆえ、「ヤキトリ男」の上半身は、これら美唄焼き鳥のパーツから成り立っているというわけです。

「キンカン」のお顔には、「ジェントルマン」な性格をよく表す、ニヒルな表情が浮かんでいますねぇ。

【下半身は「脚」のみ】

そして下半身はというと、スレンダーでかたちのよい2本の脚がにょきっ。く、串じゃあないんだね……PR活動するとき「脚1本」って設定じゃあ、無理あるもんね……。

【「ヤキトリ男」プロフィール】

役割:ふるさとをtrendyなまちにすることさ……
身長・体重:焼き鳥にそんなことを聞くのかい?
趣味:さすらいの旅、BARの片隅で美しい唄に酔うこと……
友達:マミィーちゃん、そして美唄焼き鳥を食べたことのあるすべての人が私の友人だ

これらは、同市フェイスブックにて発表された、「ヤキトリ男」プロフィールの一部。

【「マミィーちゃん」ってだあれ?】

なお「マミィーちゃん」とは、同市の景勝地・宮島沼に飛来するマガンをイメージした既存のキャラクターなのだそうよ。彼女ひとりじゃ市外での活動が難しくなってきたため、ご本人から「一緒に活動できる友達が欲しい」という要望があったんですって。

【ネットの声】

こんな経緯から、美唄市は新キャラクターを広く募集。そして集まった268点の作品の頂点に輝いたのが(よりによって)「ヤキトリ男」……。そのインパクト大な風貌に、ネットユーザーのみなさまからは以下、続々声があがっているみたい。

「んんんーーー……どーだろ……」
「気ぃ悪くしないでください……マガンを食べるなんてもってのほかですが……マミィーちゃんと並ぶと『調理前と調理後』に見えませんか??」
「足の感じがセクシーだけど男性なのかw」
「どう考えてもゆるキャラには向かない!」
「キャラクターの大事な役目に握手やふれあい、パンフレット配り等ありますが、肝心の手はどうするんだろう?」
「着ぐるみになるのぉwww」
「ヤキトリ男のキーホルダー出来たら欲しい」
「まーた子供が泣きだしてしまうのか」
「ヤキトリ男さん……すごく斬新です……」

たしかに斬新、ですよね……! そして “手” ですが、発表されたイラストのとおり、ないままでいくのでしょうか。だとすると着ぐるみ化した際、握手云々の問題はもちろんのこと、着用する方が動きにくくて大変だろうなぁ……。

とまあ、こんな具合に、目にした瞬間モヤモヤが止まらないっ。なにかと気になる「ヤキトリ男」、今後の活躍がある意味、楽しみですね!

参照元:美唄市フェイスブック
執筆=田端あんじ (c)Pouch