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日本屈指の水揚量を誇る銚子漁港をはじめ、犬吠埼や屏風ケ浦などの景勝地に恵まれた千葉県銚子市。市内を走る銚子電鉄の駅に、インパクトが強すぎる駅名が誕生しました。その名も「髪毛黒生(かみのけくろはえ)」駅。

薄毛に悩んでいる人にとってはご利益のありそうな駅名……だけど、あまりにもストレートすぎやしないかしら? いったいなぜ、髪毛黒生なのー!?

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【思わず涙が出そうになる、髪毛黒生駅誕生秘話】

ヘアケア商品の製造や販売を行うメソケアプラス社が、銚子電鉄の駅名ネーミングライツ(命名権)を購入、今月1日から1年間の期間限定で「笠上黒生(かさがみくろはえ)駅」の愛称が「髪毛黒生駅」となりました。

メソケアプラス社のHPには、命名権に応募した理由が同社代表取締役社長の言葉で、次のように書かれています。下記は社長の言葉の抜粋になりますが、とても感動的な内容なので全文を読まれることをおすすめします!

“この企画に参加をし、実際に銚子の地を訪れて改めて思うこと、それは自然の素晴らしさ、そして動く鉄道博物館ともいえる“銚子電鉄の車両たち”の素晴らしさです。その姿を実際に見て、「この鉄道を守りたい」本当に心よりそう思ったのです。

そのためには、ただ駅名を変えることでは何の意味もありません。実際に銚子に人々が訪れ、たくさんの人々が銚子電鉄の車両を楽しみ、銚子の自然を満喫すること、それこそが本当の意味での銚子電鉄の活性化なのだと、そんな風に思ったのです”。

銚子鉄道は以前「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」という、経営危機を乗り切るための切実なメッセージを同社HPに掲載。大反響を呼んだのを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか? そんな銚子鉄道のネーミングライツ(命名権)応募企画だからこそ「頑張って銚子鉄道を盛り上げていこう!」という姿勢が感じられるのかもしれませんね。イイ話だな〜。

【突っ込みどころ満載のスペシャルムービー】

「髪毛黒生駅」の誕生を記念して、銚子鉄道の職員さんや地元の人たちが出演する動画「街子のステキな電車旅」は、笠上黒生の魅力が伝わる内容となっています。昆布や海藻が至るところに登場する突っ込みどころ満載の仕上がりなので、どこまで本当なのかはちょっと疑問が残りますが……でも、必見です!

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動画を見る前は笠上黒生という地区の存在を知らなかったのですが、レトロな雰囲気と緑いっぱいの地だという印象を受けました。銚子にあるだけあって海鮮料理は定評ありとのこと、そのうち新鮮なお魚を食べに出かけてみたいと思います!

ちなみに髪毛黒生駅の窓口では、本物の昆布を使った髪毛黒生駅の記念入場券を限定100枚で販売しています(12月1日から)。昆布=地元の産物と増毛効果のダブルミーニング、っていうのがまた、ちょっと泣けますね。

参照元:銚子電気鉄道メソケア+PR Times

執筆=sweetsholic (c)Pouch

▼「髪毛黒生」駅はこんなところ! 突っ込みどころ満載の動画です