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日本で古くから愛されてきた梅干し。今もホカホカご飯やおにぎりなどに欠かせませんが、皆さんは普段どんな梅干しを食べてる? まさか梅干しを買うときに何万円も出す……なんて人はいませんよね!?

しかし世の中にはあるんですね、ひと壺10万円もする梅干しが……!!

このたび梅の産地・和歌山県日高郡みなべ町にある東農園が販売予約をスタートさせたのは、1.8キロ10万円(税抜)の「丙申年の梅 五福」。しかもこの梅干し、世にでるのは12年に一度! なんだか恐れ多すぎて、食べるのにもめちゃくちゃ緊張してしまいそうです。

【貴重! 12年に一度の限定品】

「丙申年の梅 五福」という名前にもあるとおり、この梅干しが販売されるのは申年だけ。来年2016年は申年ということで、12年に一度の限定品として登場します。

ちなみになぜ申年なのかというと、古来より「申年の梅は難が去り、縁起がいい」とされており、年の始めや大切な時に、梅干をお茶に入れて福茶として食し無病息災を願う風習が今もあるのだとか。

【食べ方にもいわれが……】

梅干しが作られた由来を聞いていると、お守りとかおまじないのような「縁起物」っぽい雰囲気がただよっていますね。そのためか、この梅干しは食べ方にもいわれがあるんです。

たとえば「お正月の元旦の朝一番の水(若水)でお茶をたて、福茶としてご家族で分かち合って食する。(昆布を添えて食する)」とか「精気がみなぎる朝に食する」とか「お祝い事や大切な願い事、そして慶事の時などに縁起を願って食する」とか。

他にもいくつかありますが、とにかく漬物感覚で気軽に食べるもんじゃなさそう。ひと粒ひと粒、心して食べるべきですね。

【15000円のなら手が出せそう!?】

こちらの梅干し、1.8キロで10万円とご紹介しましたが、何種類かありいちばんお安いものだと1キロ1万5000円。10万円なら手が出せないけど1万5000円って言われたら頑張ればなんとか手が届きそう……な気もします。

美濃焼の壺に入った金箔入りの縁起梅干し「丙申年の梅 五福」。今を逃せば次に買えるのは12年後! 興味を持った方は注文してみる? 第一次予約は平成28年3月末日まで、お届け時期は平成28年11月からとのことです。

参照元:五代庵@Press
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch