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もうすぐそこまでやってきている、クリスマス。みなさん、もうツリーは飾りましたか? 

毎年毎年、なんの疑問も持たずに飾り続けてきたクリスマスツリー。実はこれには、ちゃんとした意味があるようなのです。

【クリスマスとお正月の飾りがいつしか一緒に!?】

諸説あるという、 “クリスマスツリーを飾る理由” 。

ウェブサイト「学研サイエンスキッズ」が紹介しているのは、「クリスマスの飾りとお正月の飾りが一緒になってしまった」説。さかのぼること400年前、ドイツには、お正月などお祝いの日に「家の窓や天井に木の枝を飾る」習慣があったといいます。そして、12月25日のクリスマスは、そのおよそ1週間前。

そんなわけで、お正月を祝う飾りとクリスマスの飾りが、いつのまにか一緒になってしまったという背景があるみたい。

【「冬至のお祭りが起源」という説も】

また一方、ウェブサイト「遊園地ドットコム」によれば、古代ヨーロッパ、北欧に住んでいたゲルマン民族が12月中旬に行っていた冬至のお祭り「ユール」が起源である、という説もある模様。

このお祭りで飾られるのは、生命の象徴、冬でも葉が枯れない常緑樹。後に広まったキリスト教のクリスマスが季節的に重なっていたことから、自然と習慣化したとみられています。

【ツリーといえば「もみの木」その由来は?】

クリスマスツリーといえば、やっぱり「もみの木」。ツリーの材料として一般的に使われるようになったきっかけは、中世ドイツでクリスマスイブに行われた『アダムとイブ』の舞台劇といわれており、旧約聖書に出てくる「知恵の樹」の象徴でもあるのだそうよ。

【リースが象徴するもの】

またウェブサイト「キッズgoo」によれば、円形のクリスマスリースが象徴するものは、「終わりのない永遠の愛」。

「ヒイラギの葉は、キリストが人びとの罪を背負って十字架刑にされたときにかぶった茨(いばら)の冠をあらわし、赤い実はキリストの流した血を象徴しています。また、とげのようにとがった葉が魔よけにも通じるため、ドアにかけてクリスマスを迎えます」

なるほどね~! リースが魔よけになるとは、知らなんだ! ちなみにクリスマスカラーである「赤」「白」「緑」にもきちんとした意味があるそうなので、こちらもぜひ、覚えておいて。

【クリスマスカラーが持つ意味】

赤:キリストが流した血を象徴。リンゴ、ヒイラギの実、サンタクロースの衣装にも通じる。
白:キリストの純潔を象徴。雪のイメージでもある。
緑:永遠の命を象徴する常緑樹の色。

知っていると、ちょっと嬉しい。思わず誰かに伝えたくなる、クリスマス雑学。ツリーやリースなどを目にした際にはチラリとでもいいので、今日覚えたことを思い出してみてね!

参照元:学研サイエンスキッズ遊園地ドットコムキッズgoo
画像:ぱくたそ
執筆=田端あんじ (c)Pouch