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とうとうやってきました、クリスマスイブ! 

クリスマスソングが流れ、イルミネーションが輝き、カップルがキャッキャウフフと盛り上がっている世界で、超必死に働いている人々がいます。そう、クリスマスケーキを売っている「ケーキ屋さん」です。 

そんなケーキ屋で育ち、みんなとはちょっと、というか思いっきり違うクリスマスを経験してきた筆者(私)。今回は、意外と知らない(知りたくない?)「ケーキ屋のクリスマス」あるあるを “娘目線” でご紹介します。

【クリスマスのケーキ屋あるある30】

01. クリスマスは祝う日ではなく、戦う日である
02. クリスマスパーティーは幻だ、幻だ、まぼr(略)
03. クリスマスデートをした事がない
04. サンタさんはうちに来たことがない
05. 母親に聞いたら「煙突がないから」
06. 父親に聞いたら、 “サンタの弟子” を紹介されたけど、それお店のスタッフ
07. サンタどころじゃないって分かっているさ……
08. しかし、サンタを信じてベッドに手紙を置き続けた
09. クリスマスパーティーに憧れた(特にケ◯タッキーのCMのようなアレ)
10. いつか家族でチキンを囲いたいなぁと思った小学生時代
11. いつか家族でチキンを囲いたいなぁと思い続けた中学生時代
12. うちのクリスマスも悪くないなって思えてきた高校時代
13. 友だちや恋人からの誘いは迷うことなく断る
14. むしろバイトに来いと誘う、誘いまくる!!
15. わりとバイトが集まる
16. クリスマスは父親と母親が1番たくましく見える日でもある
17. 家族みんなから、生クリームの匂いがする
18. 洗濯物からは、スポンジケーキの焼きあがった匂いがする
19. ケーキは暑さに弱いので、真冬でも暖房はつけない
20. ガタガタ震えながら黙々と作業する
21. おまえは今まで取ったイチゴのヘタの数をおぼえているのか?
22. おまえは今まで飾ったサンタ人形の数をおぼえているのか?
23. おまえは今までラッピングしたリボンの数をおぼえているのか?
24. クリスマス当日、朝起きると雪が積もってホワイトクリスマスに→大ピンチ
25. 全作業をストップして雪かきに奮闘する
26. 「ホワイトクリスマス、全然うれしくないよぉお」って心で叫びながらスコップを振り回す
27. 目出し帽をかぶって作業していたらお客さんに不審がられる(これめっちゃ暖かいんだもの)
28. だけど、お客さんが笑顔でケーキを受け取ると、めちゃくちゃうれしい!
29. なんだかんだで我が家のクリスマスの過ごし方を気に入っている
30. クリスマスケーキは、愛情のこもった手作りケーキを食べてほしい

以上、 “娘目線” からの「ケーキ屋さんのクリスマス」でした。ちなみに、わたしはケーキ屋の娘ですが、スイーツ系のクッキングはなにひとつできません。

撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch