アメリカのアルバマ州、エルクモントに住むエイプリル・ハムリンさんが、飼い犬のルディヴィンちゃん(2歳、メスのブラッドハウンド)におしっこをさせるため外に出しておいたところ、知らぬ間に近くで行われていたハーフマラソンに飛び入り参加していた、という珍事件がありました。

2016年1月17日にエルクモントで行われていた「エルクモント・ハーフ・マラソン」のFacebookページによると、ルディヴィンちゃんは自分の家の裏庭をスタートラインとして、13.1マイル(21.1キロ)を完走記録は1時間32分56秒で、見事7位に入賞したそうです。

【犬「ハーフマラソンたのしいい!」】

このハーフマラソンに参加し、4位で完走したジム・クレメンズさんはRunner’s Worldのインタビューで

「彼女は小川や庭をたのしそうに跳ね回っていた。ときどき何かの臭いを嗅いでいる様子だった。何度かもう家に戻るのかなと思ったが、後ろからずっと足音が聞こえていた」

と話していました。また、近くを走っていた他の参加者によると、2マイル地点で死んだウサギを見つけ、しばらく臭いを嗅いでいたそうです。

【ネットの声「犬部門では1位よ」】

ほぼリアルタイムでFacebookに投稿されていた今回の珍事件。このようなコメントが寄せられていました。

「プライスレス」
「ルディヴィンちゃんよく頑張りました! 7位だったけど犬部門では1位よ」
「犬時間で計算したら1位なのでは」
「おもしろすぎる」
「今朝、このニュースを読んで幸せな気持ちになれた」
「うちの犬がよろしくって言ってたよ」

またブラッドハウンドを飼っている人たちから、ルディヴィンちゃんに「今度一緒に走りましょう!」というメッセージも寄せられていました。

【飼い主「普段はとてもめんどくさがり屋なのに」】

飼い主のエイプリルさんはルディヴィンちゃんが地元のハーフマラソンに参加していることをFacebookで知ったそうです。

「うちの子がハーフマラソンを完走したなんて信じられない。普段はとてもめんどくさがり屋な性格なのに」

と驚きを隠せなかったようです。

ちなみに現在「エルクモント・ハーフ・マラソン」のFacebookページは、今回のニュースで大盛り上がり。プロフィール写真や名前が「Elkmont’s Hound Dog Half」に変更されたほか、ルディヴィンちゃんの個人(犬?)ページも出現。 “ルディヴィンちゃんフィーバー” が起きているようです。

興味を持った方は、ぜひ参照元リンクをチェックしてみてくださいね。

参照元:Facebook / Elkmont’s Hound Dog HalfLudivine
執筆=黒猫葵 (c)Pouch