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ウナギ目アナゴ科に属する海水魚の一種、チンアナゴは、水族館の隠れた人気者。砂の中からひょっこり顔を出して、アニメ『ムーミン』に出てくるキャラクター、ニョロニョロのごとく、ゆらゆら。こうすることで、潮の流れに乗ってくる動物プランクトンを捕食しているらしいのですが、その姿がなんともユーモラスなんですよねぇ。

体の下部が常に砂の中に入っているチンアナゴ。そのため、彼らが砂から出て、しかも泳いでいるところを見たことがあるという方は、おそらく少ないはず。

そこで本日はみなさまに、チンアナゴが泳いでいる姿をとらえた、大変貴重な映像をご覧いただきたいと思います。

【見よ! これが「泳ぐチンアナゴ」だ!】

動画を公開してくれたのは、京都水族館。先日2月19日(金)同館公式ツイッターに投稿されていたその姿を見て、記者(私)は思わず、こう叫んでしまいました。

「カラダ、ながっ!!!!!」

【体の大半が、砂の中に隠れてたのね】

水槽にはられた水の中を、すいすい泳ぐチンアナゴさん。画面いっぱいに “たなびく” その姿は、いつも砂から出ている部分の5倍から6倍ほどは優にあるっ!

京都水族館ウェブサイトによれば、チンアナゴさんの成魚の全長は通常30cmから40cmほど。なるほどそれなら、水槽の幅いっぱいにチンアナゴさんがいてもおかしくないわよね。うーん、だけど見慣れてない分、衝撃が大きすぎますわ。

【ツイッターの声】

チンアナゴさんの “真の姿” を目の当たりにしたツイッターユーザーのみなさまも、案の定、ざわざわ。

「うおっ!」
「長い」
「初めて見ました!」
「こんな身体長かった事に驚きを隠せない 砂地から出ている長さの2倍程度だと思ってました(笑)」
「砂の下に人間の胴体みたいなのが埋まってたらどうしようと思って戦々恐々としていたので、この姿を見て、安心いたしました……」
「この後どうしたかが気になります」

そうですね……想像するに、いつもどおり、砂に潜っていったんじゃないかなぁ……。どうせなら私、その姿も見てみたかったよぉ!

参照元:京都水族館 Twitter / 京都水族館
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼それにしても長い