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エスプレッソ文化でおなじみのイタリアに、米大手コーヒーチェーン店「スターバックス」が進出する。

世界各国のメディアが伝えたこの報道に、どうやらイタリアのみなさんは異を唱えている模様。まあ“ エスプレッソの本場にスターバックス ”って、“日本に海外流の寿司屋やラーメン店がオープンするようなもの” なのでしょうし、たしかに違和感、あるかもねぇ。

【イタリアのみなさんの声】

さっそくツイッターをのぞいてみると、あるわあるわ、イタリアに暮らしていると思われるユーザーによる不満の声がずらり。

「海外にいるときは寒さを避けるためなどにスタバを利用するけれど、イタリアにいるときはバールを選ぶわ」
「ゾッとするような存在のマクドナルドを避けるのと同じように、スタバも避けるつもり」
「 “アメリカ風のピザがイタリアへ進出” のニュースよりもひどい。この世の終わりだ……」

この世の終わり! イタリアのみなさまにとってはこのニュース、そこまで重大なことなのか! そしてたしかにアメリカ風のピザとイタリアのピッツァ、全然違う食べ物よね……。

【ニュースに関するハッシュタグも調べてみたよ】

続いて非常に気になるハッシュタグ、「#StarbucksItalia」もチェック。

「ついにきたか」
「笑えるな」
「なんで?」
「一部の若い世代には受け入れらるだろうけど、そのほかは従来のままだろうね」
「イタリア人は水のようなコーヒーを必要としない。我々は常に、伝統を守る」
「伝統は強い。この進出は痛くも痒くもない」
「これくらいで、我々の習慣が危機にさらされることはないだろう。やればいい」
「私が知る限り、イタリアはスタバが1つもない国だった。これは怖ろしいニュースだ」
「スタバの進出は、イタリアを滅ぼすおそれがある」

【まあ、その気持ちはわかる】

ふむふむ、いろいろな声があるものの、やはり総じて否定的な意見が多いみたいね。エスプレッソは、イタリアという国を代表する文化のひとつ。このスタイルが王道のイタリアにとってスタバは完全に “邪道” なのでしょうし、嫌がる気持ちはわからなくもない、かな。

なお報道によれば、スタバのイタリア初出店は2017年を予定しているとのこと。一体どのような結果となるのか、非常に気になるところです。

参照元:Twitter / #StarbucksItalia
執筆=田端あんじ (c)Pouch / 画像 (c)Pouch

▼「なんで?」

▼「マックを避けるように、スタバも避ける」

▼「この世の終り」

▼「イタリアを滅ぼす怖れがある」