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米ミズーリ州にある動物シェルター「ヒューマンズ・ソサエティ・オブ・ミズーリ(Humane Society of Missouri)」で行われている “とある試み” が、大きな反響を呼んでいるようです。

その試みとは、子供たちが保護されている犬たちに本を読み聞かせする、というもの。

昨年12月にスタートしたこの「シェルター・バディーズ・リーディング・プログラム(Shelter Buddies Reading Program)」は、心に不安を抱える犬たちにも、そして本を読み聞かせる子供たちにも、非常に良い影響を及ぼしているのだとか!

【読み聞かせする前にトレーニングを受けます】

ウェブサイト「My Modern Met」によれば、対象となるのは、6歳から15歳までの子供たち。オンラインで応募を募り、選ばれた子供たちはまず、「どんなときにストレスを感じるか」など犬に関する知識を得るべくトレーニングを受けるのだそう。

【読み聞かせによって生じる効果は?】

その後は、それぞれがシェルター内に設置されたケージの前に座って、読み聞かせを開始。

すると内気な犬はリラックスし、落ち着きのない犬は穏やかに。さらには子供たちの本を読むスキルもアップする、といった具合に、大変望ましい相乗効果を生む結果となったんですって。

【ワンコたち、とってもリラックスしてます♪】

なおウェブサイト「The Dodo」いわく、「昨年プログラムを開始してからは、毎月1回のペースで読み聞かせを行っている」とのこと。

「ヒューマンズ・ソサエティ・オブ・ミズーリ」公式フェイスブックおよびインスタグラムにはその様子をとらえた写真が、そしてYouTubeには映像が公開されているのですが、子供たちもワンコたちも終始、リラックスした様子。

中には子供たちが読む本を興味深そうにのぞきこむワンコや、安心しきっているのかグースカ眠りこけているワンコの姿もありました。

【子供の教育にも良さそうです】

保護された犬に安心感を与える一方で、子供の共感力も同時に高まる。まさに “ウィンウィン” なこの試みが、この先ずーっと続くといいな!

参照元:Humane Society of Missouri [オフィシャルサイトYouTubeFacebookInstagram]、My Modern MetThe Dodo
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼子供たちの声が心地いいのかな