岡山県にあるペットショップ「シュシュ(ChouChou)」が、 “ペットを売らないペットショップ” として話題になっています。

彼らが2015年春よりスタートさせたのは、里親探し事業。

岡山店と倉敷店の2店舗に「保護犬譲渡ブース」を設けることで、多くの犬たちを救おうと尽力。一方でNPO法人「犬猫愛護会わんぱーく」ともタッグを組み、保護された犬たちの飼い主を探す活動もしています。

【「応援したい!」という声が続々】

保健所や愛護センターなどに保護され、殺処分を待つだけの犬を引き取り、新たな飼い主を探す。

この一連の行為を無償で行う「シュシュ」の試みは、全国的にも非常に珍しく、ツイッターには「応援したい」「支持する」といった声が数多く集まっておりました。

【ツイッターの声】

「岡山にも良心のある人がいた。応援したい」
「素晴らしい取り組み。全国に広がって欲しい」
「寄付とかできひんのかな」
「大賛成。生体販売はやめてほしい」
「一気には無理だと思うけど売る子と里親探しの子半々で置くとか少しずつでも日本のペットショップが変わっていくといいなぁ」
「うちの歴代家族はみなペットショップでダメになった子や捨てられた子ばかり、それでも愛おしい」
「岡山県のペットショップの大きな第一歩にとても感動した」

【事業への共感から売上が伸びている】

……ただひとつ気がかりなのは、「無償で行っている」という点。このスタイルで果たして、長く続けられるものなのでしょうか。

しかしウェブサイト「産経フォト」によれば「飼育コストは店の負担になるが、事業への共感から店頭やオンラインでの関連商品の売り上げが伸びている」とのこと。また従業員が今まで以上に自分の仕事にやりがいを感じるなど、多くのメリットを生んでいるのだそうです。

【取材も殺到】

さらに同店フェイスブックをチェックしてみたところ、どうやら最近多くのメディアから、取材が殺到している模様。これによって注目度がますます上がり、「シュシュ」の試みが広く知られるようになれば、取り組み自体も広がりをみせてゆくかもしれませんね。

参照元:岡山・倉敷のペットショップ・トリミングChouChouFacebook / ChouChou産経フォト
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼シュシュの看板犬「シャインくん」

▼倉敷店の「あやめちゃん」