先週アメリカのフロリダで、巨大なワニが捕獲されました。その写真がFacebookで公開されているのですが、これがもう、めっちゃくちゃデカい!! 思わず「え、コラじゃないの?」って口に出てしまうほどのサイズ感に、目を疑います。

ところがその写真のあまりの衝撃に、コメント欄は捕獲の是非を問う議論に発展しているみたい。このワニ、なんで捕まえられちゃったんでしょう?

【完全にデカい……怖すぎる!】

クレーンでぶらりと吊り下げられたワニ。体長は約5メートル、体重は推定360kgという破格のサイズです。そのあまりの大きさに、写真を見ていると遠近感が狂ってしまいそう。にっこり笑顔の男の子が一緒に映っているせいで、なんならコラージュ写真にも見えてしまいます。

モンスターのような大きさのワニを捕獲したのは、フロリダ南東部にあるOutwest Farmsのオーナー、Lee Lightseyさんと、ハンティング・ガイドのBlake Godwinさん。4月2日にこのワニを発見し、捕獲に臨んだそう。よくこんなの捕まえようと思ったなぁ……。

ここまで大きくなったのは、牧場の牛を食べていたからではないか? とLeeさんは考えているそう。それにしても、こんなサイズの野生動物が生活圏内にいるのって、考えただけで怖い! 

【人と動物の関係、難しいけれど……】

でも、実はFacebookではちょっとした議論も起きています。実際にそのワニに人や家畜が襲われたわけでもないのに、「大きいから」という理由だけで狩りの対象にされてしまったの? と、憤っている人々がいるのです。

野生のワニがここまでの大きさになるには、15〜20年かかると考えられているそう。それだけの年月を自然のなかで生きてきた美しい野生動物を、ただ殺して自慢するなんて酷すぎる……と、怒りや悲しみをあらわにしたコメントもありました。

確かに、実際のところは人畜無害ではなかったのか、それとも本当にただの趣味でハンティングしたのかで、印象がまったく変わってしまうこの写真。ワニだとあまりイメージができませんが、日本のクマに置き換えるとわかる感じがするかも?

最初はただ写真にビックリしただけだったのに、思っていた以上に深い話題で、う〜んと考えさせられました。なるべくなら、人も野生動物もかかわりすぎず、程よい距離で共存するのが理想なのだとは思いますが……これからもずっと、向き合っていかなくてはいけない問題ですねえ。

参照元: Facebook / Outwest Farms, Inc.
執筆=森本マリ (c)Pouch