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5月3日(火・祝)から、熊本地震被災地の車中泊およびテント宿泊世帯、避難所の乳幼児がいる世帯、ボランティア宿泊者向けに、キャンピングカーの無償貸し出しが行われています。

この試みはライドシェアサービス「notteco」を手がける株式会社ガイアックスによるもの。その第1弾として、5月のGW中に、熊本県益城町、南阿蘇村、益城郡美里町、熊本県内の障害者施設などにて提供を行うというものです。

【有志の個人や法人がキャンピングカーを提供】

同社では熊本県庁のほか、2つの法人からヒアリングを行い、避難生活を送る乳幼児のいる世帯など、切実にキャンピングカーを必要とする人たちへ優先的に提供できるよう、尽力しているとのこと。

キャンピングカーの提供元は、有志の個人や法人。兵庫県のキャンピングカー個人所有者、さらにはキャンピングカーの販売店である株式会社アールブイランドなどなど。この皆さんはすべて、ガイアックスからの呼びかけに応えた方々なのだそう。

【かつて被災した経験がある方も】

その中の1人、神戸市在の42歳の大学教員男性は、阪神・淡路大震災で被災を経験された方。防災のために購入したというキャンピングカーを熊本地震の被災者のみなさんに貸し出すべく、ご本人が現地まで運転して送り届けたのだそうです。

【車中泊やテント泊でストレスを抱えているみなさんの力に】

避難をしているみなさんの中には、車中泊をしている方が少なくありません。その結果、エコノミー症候群を引き起こすなど、健康状態を損ねたり、心理的なストレスを抱えている方々が多いはず。
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またテント泊も、連日となれば辛いものでしょうし、プライバシーが完全に守られていない状況に不安を感じられている方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
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【「提供したい!」という方はぜひ参加を】

そういった方々へキャンピングカーが届けられ、少しでも心安らげる場所を確保してもらえたら……という善意から支えられている同社の取り組み。ライドシェアサービス「notteco」のサイトによると、現在はキャンピングカーだけでなく、トレーラーハウスも対象に加えているとのこと。

キャンピングカーやトレーラーハウスの提供者への募集内容と、利用受付の詳細は、参照元リンクの「notteco」サイトにてご確認ください。

たくさんの人の善意によって行われるこの取り組みによって、ひとりでも多くの被災者のみなさんが安心して眠れるよう、ただただ祈るばかりです。そして、できるだけ早く穏やかな生活を送ることができるよう、しかるべき対策が早急に取られることを望みます。

参照元:nottecoPR TIMES
執筆=田端あんじ (c)Pouch